通信衛星に未来はあるか?
ずっと疑問に思っていたことを書きます。
通信衛星と受信設備はずいぶん普及していますが、結構効率の悪い通信手段だと思います。
日本全土は陸上だけで約40万平方キロ、韓国や台湾でも受信できるそうですから、近海海面上を含めこの数倍で利かない範囲をカバーしている(必要がある)のでしょう。反面、受信側は民間のパラボラの直径が30Cmとしてほぼ0.1平方メートル、約5千万台の受信器があるとしてたかだか5平方キロメートル、この有効率は0.001%と計算されます。つまり、衛星から発信された電波エネルギーの99.999%は無駄になっているわけです。また個々の受信器が受ける電波は、多く見積もっても発信されたエネルギーの5兆分の一しか受け取れず、それだけで綺麗な画像が再生されるというのも驚異的ですが、この現実は、地上波やら有線放送(商用電源ケーブルでも出来るようになるらしい)の方がずっとエコで運営できるという事にならないでしょうか。
衛星を打ち上げること自体大変なコストがかかるという面もあります。地上でカバーできるのなら今後は止めた方がいいのでは?
私の計算が間違っているのでしょうか。また、電波、無線の効率とかいうのはもっと別の考え方があるのでしょうか?