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温泉に生息する藻類と寒冷地の藻類のトリプレットの違い
バリンのDNAトリプレットはGTT,GTC,GTA,GTGということで、温泉に生息する藻類は、寒冷地の藻類に比べてどのトリプレットの割合が多いかという質問なんですが、AとTの間では水素結合が二個で、GとCの間の水素結合が三個ということで、熱ですぐ外れるのが、AとT,外れないのがGとCということから、熱い温泉でも生息できる藻類はGとCのついたGTCとGTGであると結論つけてもいいのでしょうか?逆に寒冷地はそれほど熱のないところなので、GTTとGTAでも生息可能と考えてもいいんでしょうか?(バリンのトリプレット、GT□の□のところを注目しています。)
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- MIYD
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学部の入試問題だったら 質問者さんの解答でいいと思います。 というか 「こんな問題答えようが無い」 だと落ちると思います。 >のGC含量が41.9%ということは、 そうです。ゲノムDNAの58.1%がATの塩基対だという意味です。 藻類の学名がわからないので菌で調べてみましたが、 分子生物をやっているヒトならば誰もがお世話になったことがある 大腸菌だと http://www.kazusa.or.jp/codon/cgi-bin/showcodon.cgi?species=Escherichia+coli+B+[gbbct] 耐熱菌だと http://www.kazusa.or.jp/codon/cgi-bin/showcodon.cgi?species=Thermus+aquaticus+[gbbct] (mRNAなのでTをUに変えて読んでください。) なので、 問題文の回答でそれほど間違っているわけではありませんが、 アミノ酸全体で考えると 3rd letter(トリプレットの三番目)が GC 88.09% 2nd letter(トリプレッとの二番目)が GC 42.54% であり、 3番目がGCである頻度は高いですが、 2番目は逆にGCである頻度が低いです。 また、 室温で増えるキイロショウジョウバエ http://www.kazusa.or.jp/codon/cgi-bin/showcodon.cgi?species=Drosophila+melanogaster+[gbinv] の場合でも 3rd letter(トリプレットの三番目)が GC 64.39% 2nd letter(トリプレッとの二番目)が GC 41.49% と上に書いた耐熱菌ほどは高くありませんが、 3番目がGCである頻度は高いです。 長々とデータを書いてしまいましたが、 結論としては 学部の入試だったら質問文の答えにして、 大学院の入試だったら 「一般化や、推測することはできない」 が回答だと思います。
- Sbacteria
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No.1の人の回答のように、ある生物の成育温度とそのゲノムDNAのGC含量には、きっちりした相関はなさそうだという事が分かってきました。つまり、生物は、DNAの安定性を、GC含量の増減だけでコントロールしているわけでは無いと言うことです。ただし、ある特定の生物種のGC含量は、その生物の持つ様々な遺伝子に反映されてきますから、ある藻類のゲノムDNAのGC含量が高ければ、コドン3文字目(ほとんどの場合は、同義置換になる)のGC含量は高いと判断しても、良いと思います。ただし、この場合でもATである可能性がない...とは言えません。
- MIYD
- ベストアンサー率44% (405/905)
実際に藻類を調べてそのような結果が出たのでしたら、 質問文のような考察をしてもいいと思います。 推測をしようとしているのでしたら、 至適生育温度が98℃の超好熱菌でゲノムのGC含量が41.9%というものも報告されていますので、 http://www.bio.nite.go.jp/ngac/ot3.html 推測できないと思います。
補足
あまり、生物学に詳しくないので、よく分からないのですが(すみません)入試問題で、推測と理由を述べよといわれているので、模範解答などがあるといいのですが…。ゲノムのGC含量が41.9%ということは、AT含有の方が多いということでしょうか?こういった嫌気性超好熱古細菌は、初めてなので、びっくりしましたが…。一般的にはなんと書けばいいんでしょうか?この菌は例外ですか?ちなみに、藻類は研究したことがなく、推測の域を脱せません(申し訳ありません)回答有難うございます。