• 締切済み

英語のthouはなぜ廃れたか?

英語の2人称単数代名詞のthouは今では聖書か かなり古い文献でしか見られません。なぜでしょうか?

みんなの回答

回答No.5

Gです。 >英文を和訳する問題で代名詞を抜いて訳したら「you」が訳されていないという理由で減点されました。 私もこれには苦い経験があります。 文章に含まれている「単語の意味を含んだ訳」にしなくてはならないと言う先生に高校時代質問をして返答を決してもらえなかったです。 今思うに先生ご自身も「教育方針に意見することが出来ない立場にいて」答えたいんだけど答えられなかったのではないかと思います。 でもそのときは「なぜだよ!」の一点張りでした。  言葉に廃れた表現・単語がある、と言うことは逆を言えば「重宝である」と言うことでもあるのではないでしょうか。 Love theeであれば、「君が好きだ」と言う表現よりも、「そなたが好きだ」と言う表現でぴったり「時代考証済み表現」が出来ますね。  これを考えると、現代のYouではお前なのか君なのかあなたなのか分からないですね。 (翻訳者の頭痛の種) と言うことで、廃れた表現を「捨てる」のではなく知識として知っていることも「役に立つ」と言うことで、そなたが好き、と言う時代遅れの表現だと言うことを出したいフィーリングをちゃんと出せる表現でもある、と言うことなんではないでしょうか。 でも、未来の人ために今から意識的に「廃える」と言うことではないですね。 すべて無意識的に、つまり、心理的理由で、と言うことになるのではないかと思うわけです。

回答No.4

Gです。 こんにちは。 私は新しい言葉が定着するのと同じ(逆ですが)理由としか考えられません。 新しい表現や単語が定着するのは、使うようになった人たちが増えた、と言うことのほかにはないと思います。 そなた、おぬし、など日本語の二人称を今使いますか? そして使わないのはなぜでしょうか。 何かの理由で、使いたくない、からですね。 古めかしい、みっともない、生まれが分かってしまう、など、かなり精神的な理由があると思います。 また、親自体・友達がそう感じるために使わないので自分も自然に使わなくなった、と言う伝染病みたいなところもあると思います。 新しい単語がはやるのはその逆で「心理的理由」(かっこいい、仲間とみなされたい、など)で使われるようになりそれに慣れてきたからですね。 と言うことで、廃れたのは、廃れる理由があったわけでその大きな理由は社会心理的なものなのではないかと推測します。 これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。 

noname#20688
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 私が中学で英語を習った時、戸惑ったのはdoの用法とかでなく、youを「あなた」と訳すことです。メディアなどでは比較的頻繁に使うでしょうけど、日常会話ではあまり頻繁に使う言葉ではありませんでした。 それで、英文を和訳する問題で代名詞を抜いて訳したら「you」が訳されていないという理由で減点されました。

  • plustarea
  • ベストアンサー率45% (11/24)
回答No.3

こんにちは。現代の英文に“thou”が見当たらないのは、この単語が廃れたというよりも古英語自体が廃れた所為ではないでしょうか? まず古英語は現代英語に比べ語順の制限を厳しく受けていません。それは役割に応じて単語の“形”が変化するからです。因みに主格という主語の形、対格と与格という目的語の形、属格というほぼ所有格と同じ役割の形がありました。 例えばthouについて考えると…これは主格にあたり、所有格ならば“thy”、目的格ならば“thee”と変化します。 例のような感じで定冠詞や形容詞などにも格の形が決まっていた古英語ですが、歴史と共に格が消失していきました。中でも【ノルマン征服】が英語の歴史に大きく響き、これがなければ現代の英語に結びつかなかったのではないかと私は思います。 古英語から中英語に変っていき“活版印刷術の発明”からスペルと文法の画一化をはかりました。またその技術と標準化に伴って本を読む人が増えたようです。 本を読む人が増えるにあたり言語が統一され、その一報で言語の多様化が進む…そんな道を歩んできた結果が現代の英語と言われています。 そういう背景を根拠に“thou”は格の消失と共に廃れと思います。

noname#20688
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 格の消失ですか。確かに英語と同じゲルマン系であるドイツ語では名詞にも格があり、目的格がaccusativeとdativeに分かれていましたが、ラテン系のフランス語も格は消失しています。これは平行進化なのでしょうか。でも、tuは健在です。

  • Yabukoji
  • ベストアンサー率33% (158/475)
回答No.2

荒井良雄さん(シェークスピア研究)からの耳知識ですが、 ・人称名詞が歴史的に大きく変化するのは万国共通であること。 ・一つの理由として、例えば「君」という二人称代名詞が長州(奇兵隊)に生まれ、  明治政府を通じて日本全土に普及したように英語の古人称から近現代のI, You,  He, Sheへの変化は王朝の変化によってその母国方言からの影響が多分にあった。 というような話であったと記憶しています。

noname#20688
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 日本語はヨーロッパの言語と違い、きちんとした人称代名詞の観念が薄かったですよね。「君」というのは 元は「君主」や「主君」の「君」であり、それが題名詞に転用されたんですよね。中国語では2人称代名詞の意味は全くありません。そう言えば日本語の「汝」も現代では殆ど使われないですよね。

  • tooshiro
  • ベストアンサー率30% (3/10)
回答No.1

私も旧約聖書の授業をとったときによくみかけましたね。  かなり、歴史が関係していると思いますよ。特に制約やら禁止条例がでたわけではないし。また、他のヨーロッパ系の言語にも形は変れど継承されているようですし。 参考URLの一文では。 Before the Norman Conquest, thou was governed by a fairly simple rule. It did not differ in usage from ye/you; thou addressed a single person, ye more than one. From French, English acquired the habit of addressing kings and other aristocrats in the plural. Eventually, this was generalised, as in French, to address any social superior or stranger with a plural pronoun, which was felt to be more polite. となっているので、やっぱり戦争と関係あるのでしょうね。 では。

参考URL:
http://en.wikipedia.org/wiki/Thou
noname#20688
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 2人称複数で2人称単数でも丁寧さを表すのは やはりフランス語の影響だったんですね。ドイツ語だとSie、イタリア語だとLeiで共に3人称単数の代名詞ですからね。フランス語でも2人称単数代名詞のtuは 親しい間の人では普通に使われるんですが。

関連するQ&A