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痴漢冤罪の対処法
- 痴漢をしていないのに「している」などと叫ばれた場合の対処法を知りたい。
- 男性が痴漢の冤罪を受けた場合にはどうすれば自分の潔白を主張できるのかについて考えている。
- 任意同行や住所氏名の開示などの警察の要求に対してどう対処すべきかについてアドバイスを求めている。
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乗客なり駅員なりに同行して警察に突き出されるわけですが、実は民間人に押さえられた時点で民間逮捕は成立していると考えられ、駆けつけた警官に引き渡されるということです。(通報で駆けつけた警官に逮捕されるというのとはニュアンスが違います) もう任意同行とかそういう次元は通り越しています。 駅のホームで、「その人は無罪です。その方の手の位置は私から良く見えていました」等と証言してくれる人がいない限り、現場での無罪証明は難しいと思います。 また通報を受けた駅員が、ろくに事情も聞かず、単純に110番するのも勘弁願いたい行動です。 自分は潔白だと警察で言い張っても、被害者の女性の証言がその時点での一番有力な証拠ですから、それを覆して潔白を証明することができなければ、拘留され続けることになるわけです。 多くの冤罪者が、身の潔白を証明し半日くらいしたら会社にいけるだろうと思って軽い気持ちで警察について行き、実際、何日も警察から出れないのは、そういう事情です。ちなみに拘留されているということは、検察・裁判官がOKを出しているからできることです。 それに痴漢の場合、よほど悪質な例でない限り、触った触らないレベルなら迷惑防止条例の範疇でおそらく10万円以内の罰金を支払えばすむので、早く帰りたければ罪を認めて供述書にサインし、後日罰金を払うように、と言い寄ってくる警察官の態度も問題です。 徹底的に身の潔白を証明するために何日も拘留されてもいいと思う冤罪者は、まずいないので、悔しい思いをしながらサインしたというケースも多いと思います。 また不当逮捕だと言い張っても、不当を証明する=痴漢していないことを証明しなければならない ことですから、そう簡単に自由な身柄になれません。 裁判で潔白を証明した例もいくつかあります。私が覚えているのは友人のCGプログラマーの協力を得て、立体CGを作成し、位置的に痴漢の不可能な状況だったことを証明した事案です。 無罪になれば、当然、国家賠償の対象になりますし、相手の女性を偽証罪で訴えることも、損害賠償を取ることもできます。国家賠償はともかく、相手の女性への損害賠償も相手に資力がなければ、実行上取立て不能となります。たまりませんね。 とにかく、ついていかないこと。これにつきます。 「私が無罪を証明した場合、休業保障を含めた損害賠償責任があなたにありますし、刑事的には偽証罪で告発しますが、その覚悟でいいですね」 くらいの啖呵がきれればいいのですが、多分、私も切れないだろうなと思います.... 自己防衛策として微妙な位置に立たない等、普段から気をつけておくのが一番かもしれません。
お礼
詳しくありがとうございました。