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[季節] 北半球と南半球の季節の違い
- 北半球と南半球の季節の違いについて説明します。北半球では、太陽の位置関係により、夏と冬が交互に訪れます。一方、南半球では北半球と逆に、夏と冬が反対に訪れます。この違いは地球の自転と公転によってもたらされます。
- 教育では、小中学校の社会科で北回帰線と南回帰線の概念を学び、太陽の見かけ状の運動を通じて北半球と南半球の季節の違いを理解します。また、中学・高校の理科では、地球の自転と公転について学習します。
- 北半球での台風やハリケーン、南半球での被害や報道についても説明します。また、排水口の渦も台風と同じく時計回りになるということを記憶していますが、南半球ではどうなるのかについてもご説明いたします。
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地球に季節があるのは、地球が23.4度傾いて自転しているのが原因です。地球儀はこの角度で斜めにとりつけてありますね。もし真っ直ぐ立っていたり真横になって回っていたら季節はありません。 季節は4つありますので、公転を90度ずつ4つに分けましょう。公転は、○を太陽、/を地球地軸の傾きとして、次の3通りに分けることができます。 1.地軸が太陽側に倒れている / ○ 2.地軸が太陽と反対側に倒れている ○ / 3.1.と2.の中間 1.が日本の夏、2.が冬でです。地球儀をこのような形に配置して自転させると、1.は昼が長く夜が短い、また、また太陽高度は高くなることがわかります。太陽が真上方向にあって昼が長ければ、日差しを多く受けるのでよく温まるわけですね。2.および南半球はこの反対なので当然冬です。3.が春もしくは秋ということですね。 1.3.2.3.1.3.という順番に公転していますので、春夏秋冬が常に一定の順で回ってきます。 http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/vm/resource/tenmon/space/earth/earth05.html http://www.zoshindo.co.jp/Rjiten/kisetu.htm ↓のサイトご覧ください。オーストラリアにも台風のようなものがありますね。これはウィリー・ ウィリー (Willy-Willy)と呼ばれているようです。インド洋のサイクロンも南半球でも発生しています。要するに南・北に関わらず発生しています。 再度↓の写真。日本の台風は左巻き(左手でグーをゆるめに作った形)ですが、オーストラリアのは右手のグーを手の平を上にして作った形になります。これは地球自転に由来する「コリオリの力(転向力)」による現象です。 真ん中が高くなってる大きな回転円盤を考えます。今、その真ん中に立っているひとPが、円盤の側でじっと立っている人Qにボールるを転がすとしました。ボールは真っ直ぐQさんの方へ転がってきました。しかし、これをPさんの方から見るとどうだったでしょうか。ボールはPさんの後ろへ後ろへと曲がりながら落ちたように見えたはずです。超簡単にいうとこれが「コリオリの力」の説明です。 さて、排水溝の渦。いわゆる北半球と南では、渦が反対に巻くというのは100%都市伝説です。「コリオリの力」は台風くらい大きなものでないと作用しません。排水溝の渦は北でも南でも、右にも左にも渦を巻きます。偶然なのです。排水溝の形状、水のちょっとした揺れ具合などで決まります。 オーストラリアあたりで、観光客相手に反対渦巻きを実演している人がいますね。そこで、彼のやることの反対をやって見せれば左巻き渦となって、彼は面目を失うはずです。
お礼
大変ありがとうございます。自らの断片的知識・記憶をどのように組合せてみてもご教授頂いた[正解=科学・学問的説明]に到達し得たか甚だ疑問です。質問を敢えて公開して正解だった、一般教養レベル[中・高の地学]であるので、 果たして質問すべきか迷いましたが。/23.4度は、学校教科書で習った数字の記憶があります。でも、この季節現象の説明に役立って来るとは想いませんでした。「地球は西洋梨型で完全な球状ではない」などと同じく記憶の底に眠っていて実に久しぶりに目覚めた感じです。/ しかし、1) 南半球にも台風やサイクロンがあること。2)南半球の「反対渦巻き」は、排水溝の渦レベルでは絶対ではなくて「偶然」にもよる、とのこと。驚きました。3)「コリオリの力」は、高校物理辺りで授業に登場したかもしれませんが、全く記憶に刻まれていません。お頭をグルグル検索しても、“該当ナシ”です。 もし質問をせずに、かつご回答を頂けなければ、“次”はいつ「コリオリの力」にめぐりあえたことでしょうか。/URLも大変参考になりました。学校教育等でIT(インターネット)が活用出来ることも(確信)わかりました。