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親水性高分子膜の水による膨潤の圧力依存性
お世話になります。 親水性高分子膜の水による膨潤の圧力依存性 について、ご存知であれば教えてください。 水蒸気分圧が高いと膨潤度は上がることは予想できるのですが、 全圧による影響がどうなるのかわかりません。 実測データをみると、 ・水蒸気分圧が大きいと膨潤度は大きい ・全圧が大きいと膨潤度は小さい です。 申し訳ありませんが、試験条件等は 詳しく書けません。 高分子膜の水による膨潤について、 詳しく書かれているHPや文献、本など 合わせて教えていただけると助かります。 よろしくお願いします。
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素人なので、定性的な推測になりますが・・・ 高分子の膨潤は、高分子鎖の間に溶媒分子が取り込まれることで起こりますので、 1)良溶媒の溶媒分子の分圧が高い →溶媒分子が高分子鎖にぶつかる頻度が上昇 ⇒ 膨潤度は上がる 2)系の温度を上げる →溶媒分子が高分子鎖にぶつかる頻度は上昇するが、 高分子の熱振動によって、溶媒分子との結合が切れる頻度も上昇 ⇒ 膨潤速度は上がるが、膨潤度は低下 3)溶媒分子以外のガスを注入することで、系の全圧を上げる →そのガスの分子が高分子鎖にぶつかって溶媒分子を弾き出す (=分子間結合を切る)頻度が上昇 ⇒ 膨潤度は下がる 4)系の成分比は変えず、容積を変化させることで全圧を上げる →溶媒分子とその他の分子の双方の衝突頻度が上がる ⇒ 膨潤速度は上がるが、膨潤度は変化なし ・・・といったことが考えられるのではないかと思います。 但し、水の場合、分子間結合が比較的強い水素結合である分、 「2)」でも、ある温度範囲では膨潤度は変化しなかった上がったり、 といった結果になるかもしれません。 繰り返しますが、以上はあくまで素人の推測です。 ArchEnemyさんの実測データと照合して推測結果と合うようでしたら、 その理由の考察の参考としてご活用戴ければ幸いです。
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- kei533
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高分子学会に高分子と水の研究会があります。 http://www.spsj.or.jp/c12/water.htm それらの記録を調べてみたらあるかも知れません。 単行本としては古いですが「高分子と水」があります。 編集:高分子学会 出版:共立出版 ISBN:4-320-04339-1 発行年月:1995.7
- arufa2005
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僕は良くわかりませんが、書店などに行けば専用の本なんかが打っていると思いますよ。書店に問い合わせてみては?