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閏秒と国際原子時について
2006年1月1日に1秒の閏秒調整が行われ、例年より1秒長い1日(年)となるようです。そこで質問です。 現在、国際原子時(TAI)と協定世界時(UTC)には32秒間の調整がされており、2006年1月1日になれば33秒の差があるということになります。 この「33秒の差」にどういう目的/意味があるのでしょうか? 地球の自転が不規則で原子時計と差ができてしまい、それを補正しているのはわかります。 しかし人間の社会活動においてその「1秒」がどれだけ影響を及ぼすのかというと、あまり大きな事由にならない気がします。 もちろん「塵も積もれば山となる」的に、0.9秒を越える差を補正しているだけという意味ならそれまでなのですが... 以上、よろしくおねがいします。
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定義と実測値の誤差です。 地球の公転(回帰年)・自転(太陽日)が、原子時計で1秒を定めて以降、伸びているということ(あるいは定めた1秒が短かった?ということ)です。これまで差が縮まったことはありませんし、今後もおそらく差は開く一方と考えられています。 原子時計が刻むのは、「1秒を決めた時代の1秒」ですから、このまま厳密にチックタックと暦を刻み続けると、仰るとおり「塵も積もれば……」で、昼の日中に日付が変わるようになり、真夏に正月を迎えるような時代がやってきます。 しかし、今や1秒という単位は、重要で動かすことのできない決め事ですから、誤差を閏秒で調整するのが妥当な方法なのです。 同じように、1メートルは地球の子午線の長さから算出されたものですが、測定方法が当時より正確になって実は違う数値だったと判明しても、あるいは地球が変形したとしても、もう1メートルの定義は変えません。1キログラムもそうだし、他の多くの単位も同じです。
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- gura_
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現在の電子機器の多くは、「正確な時計」を基準として、動いています。 それを基準として、通信や測定等が成り立ちます。インターネットの世界もまさにこの「時計」により成り立っているともいえます。 たくさんの機械が、そのような「時計」で動いていると、「いい加減な時計」を基準にされると、混乱が起こってしまいます。 また、そのことによる二重帳簿の差が大きくなると、その補正の手間が大変になります。 そのため、基準となる「より正確な時計」と、太陽運行に基づく時間差を、実害のない程度ということで「±0.9秒」と決めているのではないでしょうか。↓ http://jjy.nict.go.jp/mission/page1.html 日の出や日の入りは年間2.5時間も変動するのですから、それが数分前後しても日常生活に影響がないのは、仰るとおりでしょう。
お礼
ありがとうございます。お教えいただいたURLは既に拝見しておりました。やはり感覚的には私が感じているのと同じなのですね
- luune21
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そうです。 「塵も積もれば山とな」っては、人間の感覚にあわなくなるからです。
お礼
ありがとうございます。シンプルな答え、やはりそうなんですね
お礼
ありがとうございます。確かに現在利用している単位が変わるというのは、かなり大変ですね。 変更を影響の無い範囲のうちに直していく、なるほど