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ある和歌(?)を探しています。
高校のときの国語の授業でならった和歌(というのかよくわかりませんが)を思い出したくて質問しています。 内容は、 「思い出すということは、忘れているということ。私はあなたを思い出すことなどありません。なぜならいつもあなたのことを忘れることなど片時もなく、いつも考えているからです。」 という解釈の歌でした。 記憶に残っている歌の具体的なフレーズとしては、 「思い出すとはわするるや」 みたいなくだりがあったように思うのですが。 どういう歌集に出てくるものなのか、いつごろの時代のものなのか、まったく覚えていません。読み手は女性だったように記憶しています。 手がかりがあまりに少なく、申し訳ないのですが、どなたか、全文がお分かりになる方がいらっしゃったら是非教えてください。
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閑吟集(かんぎんしゅう)ですね。私も授業でやった覚えがあります 「思い出すとは忘るるか 思いださずや忘れねば」 で、 「私のことを思い出すということは、今まで私のことを忘れていたということですか。忘れていないのならば思い出す必要はないですからね。」 という感じです。 私の記憶によれば、男女が何度か歌を交わすのですが、男が送った歌に対して女がいつも上手い返歌をする、といった感じの内容だったと思います 閑吟集とは中世の歌謡を集めて、十六世紀はじめ(1518年)にできたものです。編者不詳。一説に連歌師宗長との説があるますが、確証はありません 仮名序に、遠く富士山が見える草庵に、琴、尺八を伴侶として、10年余の歳月を過ごした一人の世捨て人が、閑居のかたわらに数々の歌を記録し、編集して「閑吟集」と命名したそうです 中身の大半がいわゆる室町小歌で含蓄に富み、親しみぶかい恋と夢うつつの歌詞の数々です
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- aorin
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こんにちは。 「思い出すとは忘るるか 思いださずや忘れねば」でしょうか。 閑吟集だったとおもいます。 現代語に訳すと 「君のことを思いだしたなんて言うけれどそれは私のことを忘れていたからでしょう。私のことをずっと忘れないでいてくれれば思い出すなんてことも必要ないでしょう?」 こんなカンジらしいですが。
お礼
ありがとうございました! 自分が相手を忘れていない、ということではなくて、 相手が私のことを忘れてたかどうか、という内容だったんですね。 切ない思いと、皮肉とが混ざり合った歌なのですね。 歌が読まれた当時でも、現代の私たちでも、時は流れても人の感情は変わらないものなのですね。
お礼
ありがとうございます!これです!探していたものは! 閑吟集に編まれているものだったんですね。 閑吟集自体についてのご説明もありがとうございました。 この歌だけではなく、この歌集自体にも興味がわいてきました。 本当にありがとうございます。