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現代語版の記紀
昨今の女系天皇論議を聞いているうちに、日本の歴史、特に学生時代に学ぶ機会のなかった神話時代を勉強したくなりました (今の私の知識では「天照大神は女神なんだから最初から女系じゃないの?」なので、理論武装するなり間違いを正すなりしたい)。 そこで、古事記や日本書紀に書かれている事を知りたいのですが、記紀の現代語訳のようなものってあるのでしょうか? 記紀の中のエピソードを再編したりしたものではなく、できれば言葉が現代語になっている以外はそのままのがあればと思うのですが。
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たとえば「日本書紀」上・下(講談社学術文庫)があります。現代語訳です。文庫本ですから買いやすいでしょう。私もこれで日本書紀を読みました。 このシリーズには「古事記」や「風土記」もあったはずです。 別の出版社からも現代語訳の文庫本が出ていたはずなので本屋さんで探してみてください。
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- m-jiro
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アマテラスの性別には戸惑いました。記紀の記述ではどう見ても屈強な男性のイメージですが、スサノオが姉上と呼びかけいる場面がありこれで女性とわかります。 予備知識なしで最初に読んだ時には姉上とはいったい誰のことかわからず戸惑いました。 アマテラスの性別については古来から色々にいわれているようですが、記紀の記述では女性です。
- caesar-x
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本については知りませんが、 天照大神は女神ではありません。 あれは男神の太陽神と女神の豊饒神の 混合が天照大神です。 日本の神社でも古いところは 天照大神を男神としているところもあって、 最近では女神のほうが主流ですが、 神様なので性別は不詳といったほうが正確です。 そもそも日本の神話は非常に混線があって よろずの神様のほぼ全てが 複数の呼び名や複数の性格、複数の姿を持ってます。 だから天照が女神だから女系ありというのは、 男尊女卑と同じくらい、かなり非論理的です。 それに考えて欲しいのは、天照大神は 男(!)であるイザナギの体から生まれたということです。 左目を洗ったときに生まれた子供・・なのですから それが女だろうが男だろうがというような 人間の常識が通用するはずもありません。 人知を超えた存在である、神様だということをお忘れなく。 伝説として考えるとしても、 天皇家の祖は天照というよりも、日本人すべての祖である イザナギ(男で妹と結婚した)であるとしたほうが まともです。
お礼
お礼が大変遅くなりすみませんでした。ご回答ありがとうございます。 学術系の文庫をそれなりに置いている書店が遠方なのです。かと言ってamazon等だと「日本書紀」というタイトルの本が検索で引っ掛かったとしてもそれが、単なる現代語訳にあえて徹しているのか、エピソードに手を加えていたり再編集してあるのかが、いまいちよく分からなかったので。 まずは、教えていただいた講談社学術文庫を探してみる事にす。