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電気力線のなす角度

こんにちは。大学1年です。次の問題について質問させて下さい。 「x軸上に2つの正電荷q1、q2があり、x軸とθ1の角度でq1から出た電気力線は無限遠方でx軸とどのような角度をなすか。」 解説には、q1、q2の位置をA,Bとし、電気力線上の1点をPとするとき、PA,PBがABとなす角をφ1、φ2とすると、 q1sin^2(φ1/2)+q2sin^2(φ2/2)=一定なので・・・ とあるのですが、なぜこれが成り立つのかが分からないのです。 どなたか解説をお願いします。

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  • ojisan7
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回答No.2

球の表面積の一部を積分によって求めるには、高校数学の範囲で計算できると思います。以下に、計算の概略だけを簡単に説明しますが、詳しくは、ご自分で図を描きながら考えて下さい。 AからPを円周上の一点とする円板を見込む立体角を計算するには、AP=rとしてAを中心とする円、 x^2 +y^2=r^2 ・・・(1) を描きます。この円の周の一部分(rcosφ1<=x<=r)をx軸を回転軸として回転させたときの面積が、求めようとする面積です。 この、円の周の一部分の長さをLとすると、 dL=√{1+(y')^2}dx (rcosφ1<=x<=r) ・・(2) となります。(高校で習う公式です。) 求めようとする球の一部分の面積をSとすると、 dS=2πy×dL ・・・(3) となります。 (1),(2),(3)より、 S=∫[rcosφ1~r]2πy√{1+(y')^2}dx  この手の計算は普通、三角関数で置換積分をするのですが、この場合はその必要がなく、直接求められます。続きを書けば、 S=∫[rcosφ1~r]2π√(r^2-x^2)√{r^2/(r^2-x^2)}dx =2πr[x](rcosφ1~r)=2πr(r-rcosφ1)=2πr^2(1-cosφ1)となります。 Aから円板を見込む立体角をω1とすると、立体角の定義より、 ω1=S/r^2=2π(1-cosφ1) となります。 以上、概略だけですが、あとは、ご自分で考えて下さい。 

mine135
質問者

お礼

二度もすみません(><) もう一度自分で解きなおしてみようと思います。 本当にありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • ojisan7
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回答No.1

これは、一直線上に並んだ点電荷について、同じ電気力線上で、一般的に成り立つ性質です。Pをxを軸に一回転させた円板をAから見込む立体角をω1,Bから見込む立体角をω2とすると、 ω1=2π(1-cosφ1) ω2=2π(1-cosφ2) (この計算は、球の表面積の一部を積分によって求めます。) q1,q2からそれぞれ、q1/ε0 ,q2/ε0本の電気力線が出るので、各電荷から出て、円板を通る電気力線の本数は、それぞれ、 q1ω1/4πε=q1(1-cosφ1)/2ε0 q2ω2/4πε=q2(1-cosφ2)/2ε0 従って、電気力線の合計本数は、 q1(1-cosφ1)/2ε0+q2(1-cosφ2)/2ε0 となり、これは、Pを通る電気力線上で一定です。(Pを通る電気力線上の他の点P’を考えて、上と同じことを考えればよいでしょう。) 従って、 q1(1-cosφ1)/2ε0+q2(1-cosφ2)/2ε0=const ∴q1cosφ1+q2cosφ2=一定 となります。この性質は大切ですから、しっかり覚えておいて下さい。この式から、三角関数の半角公式を使えば、求めようとする式が自然に導かれるはずです。確かめて下さい。  

mine135
質問者

補足

ojisan7様、とても丁寧な解説ありがとうございます! ほとんど理解できたのですが、 なぜ立体角がω1=2π(1-cosφ1)、ω2=2π(1-cosφ2)になるのかが どうしても分かりません・・・。 「球の表面積の一部を積分によって求める」方法が分かりません。 ここの解説をお願いできますでしょうか・・・?

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