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最近 都銀などは火災保険に質権設定しないのはなぜ?

掲題のとおりです。 最近都銀などは住宅ローンを融資した火災保険に 質権設定しないようですが、やはり管理コストの 観点から省力しているんでしょうか? 債権保全の点からは支障がないのでしょうか? ご教示宜しくお願い申し上げます。                      以上

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  • ベストアンサー
  • mahopie
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回答No.1

最近の銀行の対応については確認していませんが、理屈だけで言えば以下の通りで、質権設定の有無に関わらず効果は同じということになります。 土地価格25M、建物新築価格25Mの家を自己資金10M、ローン40Mで購入したと仮定します。土地時価が不変で、ローン元本5M返済時点で火事により家屋が全焼したとして、(1)火災保険質権設定時は、建物の火災保険20Mがローン返済に当たり、債務者は土地価格25M、ローン残高40-5-20=15Mとなって、再度ローン調達20Mにより家を新築する。(2)火災保険を自己受領して再度建物を新築すると、土地時価25M・建物20Mに対してローン残35Mで結果的には(1)(2)の状態は同じになる。 但し、これはローン債務者が善意であることが前提であり、銀行に黙って受け取り保険金で家を新築されると建物に担保設定がされない状況から発生するリスクも想定されます。給与振込み・公共料金引き落しの指定などの機能集約や、自宅焼失の事態で銀行に連絡しないことはないだろうといった債務者への暗黙の信頼とこの辺りのリスク・実際上の手間をトータルで考えているのだという気がします。

tositaro
質問者

お礼

ありがとうございます。大変参考になります。

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