次の三日月は、2005年12月4日~5日頃です。
晴れていれば、夕方に西の空に沈むのが見えると思います。
中学生と言うことなので、「覚え方」をお教えしましょう。
■呪文「しじまか6」
これは、月の形の変化と位置を覚えるための呪文です。説明は以下。
■月の形の変化 … キーワード「しじまか」
約7日毎に以下のように変化し、約29日と半日で一めぐりします。
この1周期が、旧暦(陰暦)の「1か月」にあたります。
・し (新月)
・じ (上弦の月)
・ま (満月)
・か (下弦の月)
詳しくは最後に列挙します。
■月の位置の変化 … キーワードは「6」
月の位置は、約6時間ごとに東→南→西へ移動します。
月の出る時刻/沈む時刻は、毎日約1時間づつ遅くなります。
・新月 6時頃:東に昇る、12時頃:真南、18時頃:西に沈む
・上弦 12時頃:東に昇る、18時頃:真南、24時頃:西に沈む
・満月 18時頃:東に昇る、24時頃:真南、 6時頃:西に沈む
・下限 24時頃:東に昇る、 6時頃:真南、12時頃:西に沈む
(時間はきっちり6時間ではなく、おおよそ5~6時間の範囲です。)
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太陽・地球・月の位置関係であらわすと以下のようになります。
【陰暦1日頃:新月】
・明け方に東の空からのぼり、真昼に真南、夕方に西の空に沈む。
・太陽を背にしているため見えない。
地球 月
●―○―――◎太陽
【陰暦7日頃:上弦月】
・真昼に東の空からのぼり、夕方に真南、真夜中に西の空に沈む。
・月が真南に来たとき右半分が明るい。
○月
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●―――――◎太陽
【陰暦15日頃:満月】
・夕方に東の空からのぼり、真夜中に真南、明け方に西の空に沈む。
月 地球
○―●―――――◎太陽
【陰暦23日頃:下弦月】
・夜中に東の空からのぼり、明け方に真南、真昼に西の空に沈む。
・月が真南に来たとき左半分が明るい
地球
●―――――◎太陽
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○月
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「三日月」は「新月」から約3日後の月。
「新月」と「上弦の月」のほぼ中間ということになります。
「陰暦26日頃」の月も「三日月」に似ていますが、
輝いている向きが違います。
■陰暦日付 月の呼び方
1日頃 新月(しんげつ)、朔(ついたち=月立ち)
2日頃 二日月(ふつかづき)
3日頃 三日月(みかづき)
7日頃 上弦月(じょうげんのつき)、七日月
13日頃 十三夜(じゅうさんや)、十三日月
14日頃 小望月(こもちづき)、十四日月
15日頃 満月(まんげつ)、望月(もちづき)、十五夜、十五日月
16日頃 十六夜(いざよい)、十六日月
17日頃 立待月(たちまちづき)、十七夜、十七日月
18日頃 居待月(いまちづき)、十八日月
19日頃 寝待月(ねまちづき)、臥待月(ふしまちづき)、十九日月
20日頃 更待月(ふけまちづき)、二十日月
23日頃 下弦月(かげんのつき)、二十三夜、二十三日月
26日頃 二十六日月、二十六夜
30日頃 晦(みそか、つごもり=月隠り)、三十日月