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電流によるインダクタンスの変化について
コイルに振幅の違う交流電流を流したときにそれに伴ってインダクタンス値が変化するのはなぜでしょうか? 例えば0.01Aでのインダクタンスと0.1Aでのインダクタンスなど。 磁気飽和が起こればインダクタンスが小さくなるのは分かるのですが磁気飽和が起こらない程度の電流でもインダクタンスは変化するのでしょうか?
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1. 鉄心の材料によっては、磁束密度の低いところで透磁率が変わるものもあります。(磁束密度の低い方が透磁率が小さい) こういう鉄心を使っていると、電流の小さい領域でもインダクタンスが変わるかと思います。(初期磁化特性、あたりをキーワードにして検索されれば、関連の情報が見付かるかと思います) 2. 鉄心の構造によっては、局部的に鉄心の有効断面積が小さくなって、磁束密度が高くなる場合があります。(直流リアクトルでときどきこういう構造が使われていたような) こういう鉄心構造の場合、平均磁束密度が比較的小さいところでも磁気飽和の影響が出ることがあります。 電流が充分小さい領域での話でしたら、1.の初期磁化の影響が出る事があるかと思います。
お礼
初期磁化曲線の電流の小さなところで傾き(透磁率)が小さいということですね。ありがとうございました。