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書院番士の出世
書院番の番士は、通常はどの程度出世したのでしょうか? 諸太夫まで進む人は少なかったと思いますが、目付・御使番・番方の組頭小十人頭・御徒頭・勘定吟味役など布衣の職に就く人はそんなに稀でもなかったのでしょうか? それともほとんどの番士は番士のまま終わったのでしょうか。
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書院番士といえば両番筋ですから、旗本・御家人のなかではいちばん毛並みのよい家柄のひとたちでした。 ですから、出世コースに乗れば諸大夫になるのはまれではありませんでした。 いちばんの出世コースは目付を経て遠国奉行から勘定奉行・町奉行というコースでしたが、そのほかにもいろいろな出世コースはありました。 ただ、勘定吟味役については実務がわからないと役に立ちませんし、カネ勘定はひとかどの武士のするものではないということで両番筋からなることはほとんどありませんでした。 また、両番だからといって全員が出世コースに乗れたわけではなく、隠居するまで番士のままか、せいぜい進物番になれるといった例もたくさんありました。 こういうように親が番士のままだと、子供は役に出られませんでしたが、親が布衣以上になっていれば親が現役でも子が番士に出ることが出来ました。
お礼
御回答ありがとうございます。 書院番だと割りと諸太夫とかにも出世できたのですね。