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ツーバイフォー住宅の構造材やサッシ性能について
埼玉県でツーバイフォーの新築を考えております。現在、構造材や使用するサッシの性能について悩んでおります。具体的には下記の点です。 1.ある住宅メーカーのホームページでは「米国ではスプルスファー(spf)を使った2×4住宅は州によって許可されていない。英国では使用を禁止されている。」とSPFの批判を述べております。耐震性を高めるにはヤング係数でSPFを上回るダグラスファー等を躯体に使用した方がよいのでしょうか? 2.Low-EとLow-E2のペアガラスサッシ(内側:木製、外側:PVC)では熱伝導率においてLow-E2が上回り高性能ですが、関東近郊では夏冬でそんなに性能差を体感できるものでしょうか? メーカー選定をする上でコストという点がネックになりますが、やはり一生に一度の高い買い物になるので、躯体に使う部材や設備に神経質になってしまいます。どうかアドバイスをお願い致します。
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2×4メーカーに勤めているものです。 勤めてから5000棟を超える2×4住宅の設計関係の仕事に携わってい ますが記憶では今までダグラスファーを使った家は1件しかありません。 その時、工場の人たちは苦労していたようです。理由はダグラスは 硬いから釘を打つと割れが入ってしまうということと、あまり使わ ないので在庫に残したくないという理由でした。 ドリルで下穴を開けてから釘を打ちますので手間がかかります。 (うちの会社は丁寧にやっていましたが他の会社については保障は 出来ません。) SPFは柔らかいので加工が楽ですし、2×4の基幹的な流通資材です のですぐに手に入りますのでローコストですみます。 住宅金融公庫の仕様書が設計の時の判断基準になります。SPFでも 問題はありません。むしろ1階に大きな開口を作ったり、1階と2階が ずれていて妙に不安定に見える家のほうが危険です。 また、住宅メーカーや工務店の質を気にしたほうが良いです。阪神大震災で 倒壊した事例を調べてみますとずさんな施工が原因というものがかなりあり ます。つまり、釘や金物で補強しなければならないところを抜いてしまった り、通し柱に欠きこみをすぐに折れてしまうくらいたくさん掘ったりという ことです。 法令の基準(建築基準法、住宅金融公庫仕様書等)にしたがって設計、 施工すれば地震は怖くありません。また、2×4は強くて在来は弱いと いうこともありません。 サッシの問題で一番言われているのが結露の問題です。寒い日にガラスに つく水滴です。水滴が窓枠に落ちて窓枠を腐らせてしまうことです。 私は関東地方ですがLow-Eのサッシを使ったお客さんに聞いた話ですがLow-E でも少し曇ることがあるようです。 しかし、普通のペアガラスでもファンヒーター1台だけで家中暖かくなりま す。2×4の良いところです。 高性能のLow-E2を使えば問題の無い話ですがそこにそんなにお金を使っても という感じがします。 予算がどれくらいなのかはわかりませんが、営業マンは最初に予算はいくら ですかと聞いてきます。構造躯体はダグラスファーでサッシはLow-E2と希望 しても多分、予算と見比べて落としどころを探してくるはずです。 最後に経験を言いますがいいメーカーほど図面はしっかりと描かれています。
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- spxmj
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はじめまして 余計なことかもしれませんが 2×4でなければいけませんか? 私があなたの身内なら日本古来の在来工法をお勧めします。 すみませんでした。
お礼
ご回答ありがとうございます。在来工法についても検討してみます。
- RSI
- ベストアンサー率40% (29/72)
こんばんは。 1.SPFについてですが、私の認識では構造材についてはダグラスファーやヘムに比べて柔らかいSPFの方が適していると思います。根太や窓まわりなど特に加重がかかるところはダグラスファーはよいと思われますが。 2.確かにLow-E2の方が高性能ですが、北海道や東北地方ではその差が力を発揮しますが、関東ではそこまでこだわらないでよいと思います。Low-EとLow-E2で値段差がかなりあるのであればLow-Eで十分! と個人的には思います。断熱材の種類や厚みも気にされた方がいいですよね。
お礼
ご回答ありがとうございます。そうですね。極寒地ならサッシ性能やツーバイシックスの方が良いかもしれませんが、関東では気にする必要はないようですね。
お礼
ご回答ありがとうございました。やはり施工の良し悪しが肝心ですね。これからのメーカーとの交渉や施工をしっかりと監視していきたいと思います。