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レンズ・シリング効果について
Newton別冊「相対性理論と時空の科学」のp86,87を見ています。地球の周りの「時空のゆがみ」の図が描いてあります。わかりにくいのは、それより前のページでは単に「空間の歪み」「重力レンズ」といった空間の歪みを描いた図だったのですがこのページになって「時」の歪みが出てきて戸惑いました。図を見る限りでは、南極の上空で想像上のグリッドが歪められ、密になっている様が描かれています。もしこれが本当なら、南極上空に衛星を飛ばして時計を調べればすぐにわかりそうだと思うのです。衛星は赤道上空しか回れないのでしょうか?どう検証すればいいんでしょうか。
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「時空のゆがみ」は地球の重力場程度では観測は困難です。太陽程度の質量で、かろうじて、観測にかかるのではないでしょうか。時間の遅れについても同様です。南極上空に衛星を飛ばしても無理でしょう。特殊相対論と違って、一般相対論の検証は難しかったという歴史があります。(極論すれば、つい最近まで一般相対論はまともに信用されなかったのです。) ついでに、南極上空に衛星を飛ばすことは、打ち上げのエネルギーにロスが大きいことを覚悟なら、可能です。(コストがかかっても、実用上、メリットが大きいとこが見込まれれば、打ち上げられるでしょう。)