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沖縄と日本語

沖縄は日本本土とは大きな距離があるのに、日本語が話されていることは、どう考えたらいいのですか。  1.日本語を話す人々が沖縄を経て本土に入った。 2.日本語を話す人々が本土から沖縄に入った。  3.日本語を話す人々が本土方面と沖縄方面に分かれて同時に入った。

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回答No.4

他の方も書かれていますが、正解は「日本人が強制的に教えた」でしょう。 もともと沖縄は琉球王国という独立国で、 1609年の薩摩藩による征服で日本の従属国になりましたが、王国は存続しました。 最終的に王国が滅ぼされて日本に併合されたのは明治12年のことです。 当然それ以前は琉球語が話され、現代でも使われています。 日本語は日本への併合以後に本格的に流入したものと思われます。 ちなみに言語学的には琉球語は、日本語と同系の別言語と考えるのか、 日本語の一方言と考えるのか、専門家の間でも意見は分かれています。 私は別言語説ですね。 少なくとも、ドイツ語とオランダ語の関係よりは、離れています。 オランダに近い地区のドイツ語とオランダ語は苦労せずに通じるくらいですが、 琉球語は、日本人にとっては、なにを言っているのかほとんどわかりません。 また、奄美、沖縄本島、宮古、八重山、与那国のそれぞれの言語は、 まったく通じないほど違っていますが、一応これらは琉球語の方言として扱われています。

kokutetsu
質問者

お礼

豊かなご学識を頂戴し、まことにありがとうございました。勉強になりました。

その他の回答 (3)

回答No.3

学校教育の結果と思います。  沖縄の言語圏は複雑で、ひと山越えただけで言葉が通じなくなる状態だったそうです。昔の村のみ社会だったら通用しますが、近代はグローバル社会ですので統一言語が必要となります。日本政府が沖縄県として編入した後に日本語教育を開始、次第に日本語社会になったと考えるべきではないでしょうか。  本州自身、各藩毎に方言がありましたので、大変だったらしいです。

kokutetsu
質問者

お礼

そのような狭い範囲で、方言がはっきりしていたとは、面白いですね。確か古代ギリシャでもそのようなことがあったと聞いた覚えがあります。ご回答ありがとうございました。

  • tatsumi01
  • ベストアンサー率30% (976/3185)
回答No.2

4.教育と行政的強制で日本語を使うようになった。 戦前の台湾や朝鮮でも日本語を話す人が普通でした。琉球では島の間の方言の差が大きいために共通語として日本語が普及した面と、琉球語と日本語の近さのために普及が進んだのでしょう。

kokutetsu
質問者

お礼

確か明の庇護のもと琉球は栄えたが、明の凋落、滅亡とともに、日本の支配が強まったと、記憶しています。丁寧なご回答ありがとうござました。

  • Ryu831
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回答No.1

個人的な予想ですが。。 本来の沖縄では琉球語という言葉が話されていました。 それは古代日本語の一つとされているようです。 日本が沖縄を併合してから、たくさんの日本人が沖縄に移住するようになり、そこで増えたために、本土の日本語が沖縄で定着して行ったのでしょう。 さらに琉球語は、本土から来た日本語と近い関係の言葉であったために、本土からの言葉を取り入れたりして、徐々に純粋性が失われていったのでしょう。 本来の琉球語を話す人口とは比較にならないほど多くの人々が沖縄に移り住んで、今では琉球語自体を聞く機会が無いために、沖縄では本土と同じ日本語が話されていた、という錯覚になるんだと思います。 以前NHKで、沖縄戦の様子を琉球語(民族語?)で語る、というのをやっていましたが、字幕なしではなにを言ってるのか全く分からなくて、衝撃的というか、びっくりした記憶があります。日本語に近い言葉とはいっても、同じ日本語とは思えない、韓国語でも聞いているかのような感じでした。

kokutetsu
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございました。勉強になりました。