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取調室へのカメラ設置はどうしてしないの?

日本の警察では被疑者の取調べ状況をビデオカメラで記録したりどうしてしないのですか? 裁判の中で自白の信憑性や取調べ中のセクハラや暴力行為などが問題になった場合、証拠としてその映像があれば大きな解決手段になると思うのですが、被疑者の人権問題とか警察側の隠蔽したいという体質があるんですかね。 取調室での出来事は、裁判で明らかにされる調書にすべて書かれているはずですから、被疑者のプライバシーとかは問題にならないと思いますが。 私は法律の専門家ではないので、分かりやすく教えて下さい。

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  • you19994
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回答No.1

いわゆる「取り調べの可視化」と言われるものですが 日弁連(日本弁護士連合会)がこれを求めています。 宇和島事件というのがあります。 1999年に同棲中の女性の預金通帳、印鑑を窃取して 預金を不正に下ろした疑いをかけられた事件です。 犯行を否認するも、警察が自白を強要して、結局自白して逮捕送検されました。 そのあと裁判で否認をするも、検察は懲役2年6ヶ月を求刑しました。 結審し、判決のみを残した段階で 別の事件で逮捕された犯人が余罪としてこの事件を全面自供し、 結局、被告人は無罪の論告を受け、無罪となりました。 こういう類似事例はたくさんあることから 取り調べ中にビデオなどの撮影、テープでの録音などを 求めています。

macfly
質問者

お礼

「取り調べの可視化」という言葉があるんですね。勉強になりました。ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.3

>取調室での出来事は、裁判で明らかにされる調書にすべて書かれているはずですから  そんなことはありません。調書は要約するものです。それと、部外に知られると第三者や供述者自身の立場が危うくなったりするものもあったりするので、その部分は意図的に外したりします。  これが「可視化」になると、全て明るみにされることになります。これでは、犯罪捜査に協力してくれる人はさらに少なくなるでしょうし、被疑者も、正直に言えなくなることも多くなるでしょう。  「可視化」はいい事尽くめではなく、マイナス面も多いことを念頭に議論すべきだと思います。

macfly
質問者

お礼

貴重な御意見をありがとうございました。 おっしゃる通りマイナス面もあるようですね、諸外国の状況も精査して、被疑者、捜査当局及び協力者にもプラスになるようなシステムが早く出来るといいですね。

  • tsururi05
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回答No.2

 もちろん取調べの可視化というのはとてもたいせつな ことです。詳しくは、以下をご覧下さい http://www.nichibenren.or.jp/jp/katsudo/shihokai/kadai/torishirabe.html

macfly
質問者

お礼

とても分かりやすいサイトを教えて頂き有り難うございました。 供述調書の作成のしかたにも大きな問題がありそうですね。 私としては諸外国での「取り調べの可視化」の状況を詳細に分析し、日本でも早く導入が進めば良いと思います。問題点もあるようですが利点の方が多きのではないでしょうか。

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