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こんな変わった小説、ありませんか?
とにかく奇妙な恋愛・人間関係を描いた小説、探しております。 具体的に言うと… 不倫、同性愛、年齢のかけ離れた愛など、禁じられた愛を描いていて、世間から白い目で見られ、罪悪感を抱いたり様々な障害を乗り越えて行く話。 誰かを罠に陥れていく(又は罠にはめられる)話。 変わり者が出て来る話。 今まで読んだものでは 江国香織さんの作品、『砂の女』、『痴人の愛』、『海辺のカフカ』 『ジェニーの肖像』、『趣味の問題』、『危険な関係』 『失われた時を求めて』、『サロメ』なんか気に入っております。 こんな私におすすめな本ございませんか? できれば、恋愛モノ・海外小説を薦めて頂けたらうれしいです。 よろしくお願いします。
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こんにちは。 小池真理子さんの小説は短編だと「花ざかりの家」が近親相姦と不倫を扱うもの、「寺田家の花嫁」は罠にはまる女性の話です。 長編だと「恋」は近親相姦、不倫、同性愛(的嗜好)などを扱っています。「欲望」では不倫、性的不能を扱っています。 青柳友子さんは「唇にワイン」「愛しすぎて」など、レズビアンとバイセクシャルの関係を扱ったサスペンスタッチの短編小説を発表しています。 山本文緒さんの「あなたには帰る家がある」は不倫を扱った小説です。 ダイアン・ハイブリッジ「あまりに年下の彼」は、親友の息子と恋愛関係に陥る女性が主人公です。主人公や相手の心理描写、周囲の反応、様々な障壁などかなりリアリティがあります。 山田智彦さんの短編「愛の終わり」は、はっきりとは書かれていませんが、精神障害の父親とその娘、娘と弟の近親相姦の可能性を感じさせるものがあります。同じく短編「砂の城」は姉弟の近親相姦的感情がテーマです。 原田泰子さんの短編「晩鐘」「夜の出帆」は父娘の近親相姦的感情を扱っています。 この二人の作家の作品は、古さを感じさせる文章や時代背景になじみにくいかも知れません。 解決に向かう話ばかりではないのでどうかと思いますが、ご参考になれば幸いです。
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- air0930
- ベストアンサー率23% (137/588)
マンガでしたら ラガワマリモさんの「ニューヨーク・ニューヨーク」なども かなりおすすめです。 何度読んでも泣けます。 先日もうっかり感動して泣いてしまいました。 主人公が警察官であるために、世間に自分がゲイだと言えない葛藤、 しかし、本当に一番大切な人と出会えたのに、事件に巻き込まれ… と一気に読めます。 文庫サイズにしたものと、ワイドサイズで出ています
お礼
感動できる話は良いですね! ストーリーがとても興味深いです。 しかしながら、漫画は読まないもので…。 すみません。できれば小説でお願いします。
- air0930
- ベストアンサー率23% (137/588)
中山可穂さんの「サクラダファミリア」や「感情教育」などいかがでしょうか? 女性同士の同性愛なのですが、人間関係が深く刻まれています。 集英社から、文庫で出ています。
お礼
出版社まで教えて頂いてありがとうございました。 本屋で探してみます!
- lemonbarm
- ベストアンサー率38% (238/621)
渡辺淳一の「シャトー・ルージュ」 妻に調教を依頼した、夫の話です。 夫のゆがんだ恋愛観と解放されていく妻の話です。 サラ・ウォーターズ「荊の城」 詐欺師にはめられた孤児の話しなのですが、どんでん返しがあり、とても面白かったです。 変質的な親族愛や女性同士の愛も出てきます。
お礼
「シャトー・ルージュ」はしっかりとしたテーマを持っている印象を受けました。 「荊の城」はどんでん返しが待っているだけでなく、人間関係も面白そうですね。 どちらも、私の求めていたモティーフが盛り込まれていて興味深いです。 ありがとうございました。
- runrun0504
- ベストアンサー率30% (42/140)
岩井しまこさんの『自由恋愛』はなかなかおもしろいと思いますよ。最近舞台とかになるみたいです。時代が明治くらいなんですが、すごく読みやすかったです。だんなさんの不倫相手が自分の友達で・・・。という感じのお話です。 同性愛といえば村上春樹さんの『スプートニクの恋人』は同性愛だったような気がしましたが。
お礼
『自由恋愛』、人間関係からして面白そうですね。時代物も好きなので読んでみたいです。 村上春樹さんは最近読み始めまして、次は何を読もうか迷っていたのでちょうど良かったです。『スプートニクの恋人』、さっそく本屋で見てみます。
- MAYJUNE
- ベストアンサー率28% (31/108)
No.3です 思い出したので。。。 姫野カオルコさんの『レンタル』というのがあります。不倫モノです。 姫野さんは「処女三部作」というのを出していて 確か『ドールハウス』『喪失期』『レンタル』だったと思います。(今手元にないので間違っていたらごめんなさい) 姫野さんの書く小説には変わり者がよく出てきます。というか変わり者が主人公で、「世間一般の」「よくいる」人が奇人扱いされてるような気がします。
お礼
姫野カオルコさんのは『よるねこ』だけ読んだ事があります。独特でちょっと不気味さもあって好きです。 是非、紹介して頂いた「処女三部作」読んでみたいと思います。 ありがとうございました。
- tachan28goo
- ベストアンサー率33% (90/272)
ドイツの作家 ベルンハルト・シュリンク著の『朗読者』(松永美穂訳、新潮文庫) 15歳の少年と36歳の大人の女性との恋・・・二人の恋の結末は・・・お勧めです。 ネタばれになるといけないのでブックレビューは省略します(わたしはバカなことに文庫本の訳者あとがきを最初に読んでしまい後悔しました。でも、また読み返してみたい一冊です)
お礼
折角紹介していただいたのですが、『朗読者』は以前読んだのを思い出しました。 けれど、話の内容を結構忘れているので、私ももう一度読み返してみようと思います。
補足
同じドイツ文学で、ジェニー・エルペンベックの『年老いた子どもの話』が何とも不思議で人間の心理がよく表れていて面白かったです。 お礼としてお薦めします。
- MAYJUNE
- ベストアンサー率28% (31/108)
私も姫野カオルコさんの「ツ、イ、ラ、ク」オススメです!一気に読んでしまいました。 続編で「桃」というのも出てます。 小説じゃないけど「モーリス」とかは同性愛の映画です。(男性同士)
- turn
- ベストアンサー率50% (22/44)
姫野カオルコ「ツ、イ、ラ、ク」 角川書店 女子中学生と、国語教師の禁じられた恋です。かなりお勧めです。 松浦理英子「ナチュラル・ウーマン」「河出文庫」 レズビアン小説といえばこれでしょう。
お礼
レズビアンの話はなかなか無くて、探そうと思っていたところなんですよ。勧めて下さって良かったです。 ありがとうございました。
- JunYosh
- ベストアンサー率32% (29/89)
吉行淳之介の「暗室」「夕暮まで」「砂の上の植物群」 …歪んだ愛の形を、冷静な目で描く傑作です。やや難解。 渡辺淳一「失楽園」…不倫小説の決定版。おじさん世代向きかも。 村山由佳「バッド・キッズ」…随分前に読みましたが、確か同性愛を描いていたような気がします。内容は軽め。
お礼
吉行淳之介さんはまだ読んだ事がなかったので、この機会に読んで行きたいと思います。 私、難解な作品の方が何度も読み返して納得のいく解釈をしようとするので、挙げて下さった中では吉行淳之介さんの小説に一番惹かれました。 ありがとうございます。
お礼
たくさん紹介して頂いて有難うございます。 近親相姦と不倫など様々な関係が複雑に絡み合っているのが読みたかったのでとても嬉しいです! この中では「あまりに年下の彼」と山田智彦さんの短編が一番読んでみたくなりました。 だけど、どれも大変興味深いので時間をかけて全部読んで行きたいです。