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不倫関係の小説又は切ない恋愛小説

不倫関係の小説を探しています。 が、 渡辺淳一氏の小説は苦手です。私だけの感想かも知れませんが、「女の人が身勝手」なのは・・・。(【失楽園】読んでて腹が立ったので・・・) どうしても、別れられずに、悩み続ける。そんなお話をお願いします。 後、そう言った不倫でなくても、切ない恋愛小説もあったらお願いします。

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  • zephyrus
  • ベストアンサー率41% (181/433)
回答No.1

むかし読んだ古めの小説ばかりです。お眼鏡にかないますかどうか。  不倫小説 ◇川端康成『みづうみ』 美少女のうしろをつけずにはいられない元教師。複数の女性たちが出てきますが、いずれも切ないほどに真実です。この小説は美しいとしか言いようがありません。 ◇横光利一『寝園』 夫を絡ませた三角関係の中で、故意かはずみか謎の一瞬が訪れます。 ◇大岡昇平『武蔵野夫人』 不倫の本場フランスの心理小説の系譜を踏み、戦後まもない日本の社会状況をからませています。 ◇吉行淳之介『夕暮れまで』 中年の男と若い娘との恋愛モード。  切ない恋愛 ◇ドストエフスキー『白痴』 この大作、まずはとりあえず恋愛小説でしょう。それぞれが切ない恋をします。 ◇ミュッセ『フレデリックとベルヌレット』 むかしパリにはお針子と呼ばれる若い女性たちがいました。そのお針子を描いて最も有名な中編の小説です。 ◇フーケ『ウンディーネ』 水の妖精ウンディーネ(独語)の悲恋。仏語でオンディーヌ、あのジロドゥの演劇のもとになった小説です。 以下『椿姫』などいろいろあるところですが、現実の恋愛書簡というものも興味深いかもしれません。 勝手に三つあげてみます。 ◇『アベラールとエロイーズ 愛と修道の手紙』 中世スコラ哲学の泰斗であったアベラールと、その女弟子エロイーズとの往復書簡集です。 興味おありになれば第二書簡から第五書簡まででも(「愛の書簡」と呼ばれています)お読みになるとよいでしょう。 特にエロイーズの書簡は女性の手になる、おそらく古今もっとも激越な愛の告白の一つです。 ◇はるか後年、リルケが翻訳して世に知られるようになった尼僧の手紙『ポルトガル文』も思いだされます。 女性の恋愛は真剣で切ないですね。 ◇『宝石の声なる人に』 タゴールとも親戚関係にあったインドの女流詩人プリヤンバダ・デーヴィーと岡倉覚三(岡倉天心)との往復書簡集です。岡倉の死とともに恋愛書簡は終わりを迎えます。贅言は要すますまい。

risyeru
質問者

お礼

zephyrus様 早速の回答、本当に本当に有難う御座います。しかもたくさん。 順々に読んでいこうと思います。 有難う御座いました。

その他の回答 (3)

noname#95898
noname#95898
回答No.4

こんにちは。 不倫の小説ではないのですが、不倫をしている或いはしようとしている方に是非読んでいただきたい小説です。  『外科室』 泉 鏡花

risyeru
質問者

お礼

noname#95898様 お返事が大変遅くなり、申し訳御座いませんでした。 読んでみますね。 回答有難う御座いました。

回答No.3

細密な描写、にも関らず、バリエーションのある展開。 いっときはまってほとんどの作品(別傾向含む)を読んでしまいました。 それは小池真理子の 「蜜月」「エリカ」「虚無のオペラ」「瑠璃の海」「狂王の庭」「虹の彼方」 です。 どっぷり浸かって苦しんでください。

risyeru
質問者

お礼

odekogapikachuu様 早速の回答、本当に有難う御座います。 どっぷり浸かって苦しみます(笑) 有難う御座いました。

  • zingaro
  • ベストアンサー率23% (177/760)
回答No.2

既に読まれているかもしれませんが、 中里恒子「時雨の記」 宮本輝「錦繍」 水村 美苗「本格小説」

risyeru
質問者

お礼

zingaro様 早速の回答、本当に有難う御座います。 いえいえ、まだ読んでません。宮本輝氏の『焚火の後』は読みましたけど・・・。 早速読んでみますね。 有難う御座いました。