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確信犯の使われ方
確信犯という語を「悪いとわかっていて犯す」は 本来誤用であるが 現在は違和感なく使われていると思うのですが (当サイトの他の回答を見てもそういえる) 確信犯が誤用ならば、「悪いとわかっていて犯す」 にあたるほかの言い方は何でしょうか? ほかに適切な語がないから誤用されるようになったのかな?
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故意犯でしょうか。 ちょっと違いますが模倣犯なんかも悪いとわかっていてやる犯罪ですよね。
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- kobarero
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確信犯の本来の意味は、「政治・宗教・思想的確信に基づいて行う犯罪」のことです。従って、本人は、悪いとは決して思っていない。悪いのは、法律や政府だと思っています。 そういう意味で「悪いとわかっていて犯す」という表現は間違いということになります。 ただし、最近は、確信犯の意味がもう少し広い意味で捉えられていると思います。それは、特に、政治・宗教・思想的確信がなくても、「悪いことをやって何が悪いんだ」「悪いとわかっていても、自分はやりたいんだ」と言う居直り犯罪も含めて、確信犯と考えているようです。その場合は、「悪いとわかっていて犯す」も含まれると思います。
- shkwta
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「正しい用法の確信犯」とは「自己の信念に基づき、正しいと信じて行う犯罪」 「誤用とされる確信犯」とは「悪いとわかっていて行う犯罪」 といわれています。 ところが、「誤用とされる確信犯」の意味を「悪いとわかっていて行う犯罪」、つまり「故意犯」の意味にしてしまうとだめなのです。それだと、過失犯以外の犯罪はすべて誤用確信犯にあたります。誤用確信犯はそのような使い方はされていません。 (1)正用法確信犯=自己の信念では正しい行為と思っている。法律に抵触することは、たぶん知っている(知っていなくてもかまわない)。 (2)誤用確信犯=正しい行為だとまでは思っていなくても、行為には何らかの意義があり、正当化できると思っている。法律に抵触することは知っている。 (3)故意犯=正しいと思っているか悪いと思っているか法律を知っているかは関係なく、自分の意志で行う犯罪。 こうまとめられるので、(2)については「意図的犯行」ぐらいが適当と思います(ただし、「故意」とどう違うのだと言われると苦しい)。ただ、(2)は(1)の延長と考えられるので、そろそろ「確信犯」をこの意味で用いるのを許してやってもいいと思います。
- Scull
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「悪いとわかっていて行う犯罪」ですか。 これはただの犯罪、犯人では。良いことだとして行う犯罪が確信犯罪、悪いことだとして行う犯罪は「普通の犯罪」。 間違っていますでしょうか・・・。
お礼
「意図的犯行」はしっくりきますね。 ありがとうございます。 また、詳しい使い分けが大体わかりました。