自分の詩風に合った雑誌を見つけ、そこに投稿し続けたり、イベントに積極的に飛び込んでいくのがいいでしょう。ユリイカ、詩とメルヘン、詩学、現代詩手帖、鳩よ、などがあります(つぶれてしまったのもあるかもしれません)が、ユリイカ・詩手帖は現代詩志向、詩学は近代詩志向、鳩よは大衆詩、詩とメルヘンはポエム、という風にすみわけができています。
かつては大学のサークルや同人から世に出る、というケースが多かったのですが、今は個人で投稿を続けながら次第に認められていく、というケースの方が主流のようです。そうそう、HPやコミケも有力な宣伝手段ですね。
或程度受賞歴ができたら、詩集を自費出版し、詩壇に売り込みます。後は政治力とかが関わってくるのでノーコメントとしますが、運がよければ大賞を受賞し、或程度詩で稼げるようになります。もっとも詩だけで食って行ける人は、谷川俊太郎や銀色夏生など、ほんの数人だそうですが。
以上はオーソドックスな登竜門でしたが、三代目魚武のように異色なやり方で詩の世界に入ってくることもあります。彼のやり方は文人というより、フリージャーナリストの売り込みかたに似ています。つまり、売れそうなセンセーショナルな詩を書きまくって雑誌に売り込むのです。詩壇からは邪道視されますが、それもまた一つの方法でしょう。
ただし、詩壇はかなり狭い世界で、かつ閉鎖的・カルト的であるので、本当に実力があるなら、詩壇に関係して人生を浪費するよりもっと別な世界に飛び込んだ方が実りあると思います。現に、私は以前ある賞をもらったのですが、それで妬まれて一年ほどずっと悪口をいわれ続けました(苦笑)。
お礼
ありがとうございます。大変参考になりました。