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原油が枯渇したら航空機は飛ばない?
現在商用の航空機の燃料は原油からしか精製できないと思うのですが、もし原油が枯渇すれば航空機は飛ばないことになりはしないでしょうか。それとも植物性のアルコール系燃料とかでジェット機を飛ばすことができるものでしょうか。あるいは、液体水素と酸素などのロケット燃料で旅客機を飛ばすことになるのでしょうか。
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#5のお礼にもあるように、現在の航空機の燃料が原油からできているのは、コスト的に安いからです。ジェットエンジンは、車のガソリンエンジンなんかと違って爆発させる必要はなくて、ただ連続的に燃えさえすればいいので、燃料の品質はかなり低くてもよいです。今のジェット燃料は、ほぼ灯油~軽油です。ガソリンなんかに比べたらずっと安いです。 もし、原油が高くなれば、アルコール系燃料なんかもありうると思います。ジェットエンジンはアルコールでも動きます。 >あるいは、液体水素と酸素などのロケット燃料で これはありえないかと。効率が悪すぎ。
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- SCNK
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ガスタービンは燃料の選択性が広いので、代用燃料にも広く対応できるでしょう。 ちなみに今、西側海軍で使用されているガスタービンの多くは、航空用ジェットエンジンのコアを使用していますが、ジェット燃料ではなく軽油を使用しています。 レシプロエンジンのようにアンチノック性などの問題がないので、あとは熱量の問題ぐらいです。 まあ燃焼室とか、燃料系統に改造は必要でしょう。液体水素を使用するのであれば、酸素は外気を使用しますので、液体酸素は必要ありません。
お礼
ジェットエンジンの技術がさまざまな分野にスピンオフしているということですね。たとえ原油は枯渇しても地球上の他の炭化水素化合物の分子間の結合エネルギーを燃焼現象が生み出す高温の環境下で連続的に解放することによって反動推進力が生まれ、将来の航空機などの推進原理になりうるということですね。 ご回答ありがとうございました。
- K-1
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第2次大戦中、松ヤニを精製した「松根油」で戦闘機が飛んだそうです。 大型旅客機を飛ばせるほどのパワーはないようですが。
お礼
そういえば車のエンジンオイルがなくてバナナで100キロほど走ったとかの話を聞いたことがあります。にわかには信じられませんが。戦時下さまざまな試みがあったようですが、松根油に関しては知りませんでした。 ご回答ありがとうございました。
- goobest_2004
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水素はエネルギーの媒介程度というのも大事ではないですか? 電気も結局4割以下の効率でしか家庭に届いていませんし、送電線やワイヤレス送電システムがないと送れません。水素は運べます。技術開発途上ですが。 水素社会での水素の一番大きな役割は、エネルギーの貯蔵だと思います。 現在、電気の貯蔵はなってないですよね。 余剰電力がムダに捨てられています。それらを電気分解で水素を作り蓄える効果はでかいです。 ソーラー発電においてバッテリー代わりにも使える。 水素という媒介によって、電気の”自由度”が増します。 持ち運び、蓄えられます。 メタンハイドレードは、日本特有の地熱資源が大いに使えるそうですよ。熱水を流し込み、出てきたガスを回収する。まだ開発途上なので、コスト的試算は早すぎます。
お礼
そうですね。確かにおっしゃるとおりです。例えば総発電量と総消費量の差は電気というものの性質として蓄えられることはありませんが、液体水素に蓄えることができれば余剰発電量にたいして気を遣わなくてもよくなるとも考えられます。 太陽光発電に関しては日本中の屋根という屋根にソーラーパネルを設置しても総需要量の15%程度しか賄えないと電力会社の方がおっしゃっていたのを聞いたことがありますが、昨今の原油価格のただならぬ高騰を考えれば代替えエネルギーとその利用方法の開発普及は急務かと思います。 再度のご回答感謝します。
- goobest_2004
- ベストアンサー率26% (318/1199)
飛べないことはないです。 技術開発でいくらでも可能。 普通のエンジンがいろんな燃料に対応していろんな種類があるのと同じです。 ただ、問題はコスト。 大量に安く存在する燃料でないと技術開発してもあまり意味がないです。 原油が枯渇したら天然ガスが燃料になるんではないですかね。現在、産業界ではCO2削減で天然ガス(CO2排出量が3割減)への移行が進みつつあります。 天然ガスの次はメタンガス系ですかね。 日本にも資源国家になりうる膨大な量のメタンハイドレード(メタンガスが氷の中にあるもの)が地下深くや海底に埋蔵されていますし。 まだ開発されていない資源です。 水素燃料の時代が来れば水素だと思いますね(その前に天然ガスの時代になると思います)。
お礼
メタンハイドレードの回収には相当費用がかかりよほどエネルギー供給状況がひっ迫しない限りペイしないとの話をどこぞで読んだ記憶があります。水素燃料にしても、地球上のどこかをほると液体水素がでてくるわけではなく何らかの方法で作り出したエネルギーを使って電気分解などで作るとすれば水素はエネルギーの媒介をしているに過ぎないとも思えます。 ご回答いただきありがとうございました。
- oosawa_i
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こんばんは。 原油が枯渇したら、その辺の自家用車やバイク、輸送用のトラック、工作機械、様々な工場、火力発電所、農業用の機器、すべての船舶、そんなものも当然動かないわけですから、航空機をとばすどころの状況ではなくなるでしょう。 まあ、今の社会は根底から変化するでしょう。 少なくとも、多くの日本人は生きていけなくなると思います。
お礼
要はエネルギー供給の問題かと思います。石油は化石燃料ではない可能性もあるそうですが、しばらく枯渇しないことと産油地域めぐる状況がこれ以上悪化しないことを祈るばかりです。 ご回答に感謝します。
- hirokazu5
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技術的にはいろいろ手立てがありますが、 経済的に成り立つかどうかを考えると、やっぱり原油系のもの。 レシプロエンジン用の燃料は比較的早く枯渇しそうですが、 ジェットエンジン用の燃料は枯渇が遅そうです。
お礼
開発にかかる時間を考えれば次期主力エンジンの開発くらいは進んでいてもよいとは思うのですが、そういう話はききませんね。 回答いただき感謝します。
- R48
- ベストアンサー率24% (683/2741)
過去にも出ていたようです。
お礼
検索したのですが言葉が悪かったようでご紹介の質問には到達できませんでした。(たとえ、語句が含まれていてもその言葉を含む質問が全部表示されるわけではないようです) ご回答いただき感謝します。
今のジェット飛行機は「軽揮発油・重揮発油・灯油を配合したもので、ジェット燃料」という燃料で飛んでいます。 従って今使っているジェット燃料以外では正常にエンジンが燃焼しないでしょう。従って危なくて飛べないでしょう 燃料を変えるには多分エンジンを一から設計し直すことになるんではないかと思われます。 従って数年以上全世界の飛行機は飛べないと思います。
お礼
たった今枯渇することはなさそうですが供給をめぐる情勢が極めて不安定になっているようで、脱石油燃料の開発を進めた方がよいと思うのですが。 ご回答ありがとうございました。
お礼
なるほど。原油枯渇の可能性が叫ばれているのに新しい航空機のエンジン開発の話はあまり深刻なものになっていないと感じますが、現在のエンジンの原理がそのまま使えるわけですね。 ご回答に感謝します。