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lyric の訳し方について
確か、van dyke parks の国内版だったと思うのですが、対訳が全て文章として掲載されていました。対訳にありがちな、つまらない散文のようにはなっておらず、とても感激した覚えがあります。このように、歌詞の持つ雰囲気を伝えるため、訳者が改ざん(?)することは、この業界においては邪道とされているのでしょうか? 例えば、映画やレコード業界には、訳す際における絶対的なルールがあるとか。 英語がわかるようになるにつれ、あまりにも文学性からかけ離れた対訳詩がはびこっていることに気になり始めたのですが・・。
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下記のサイトを見て、「対訳」が原文にはない単語を補ったり、解釈を導入して原文から離れることを極力避け、とにかく原文通りに訳するのに対し、「訳詩」には訳をした人間の解釈が入り、訳した結果の日本語文章がわかりやすいように、意味を取りやすいように整えられている、という解釈があることを知り、試しにぐぐってみたら、そういう考え方がそれなりに浸透しているように感じました。 業界内で訳する際の絶対的なルールがあるかどうかはわかりませんが、「Mr.BOO」の吹き替えで主演のマイケル・ホイの声を担当していた広川太一朗さんは、元の台詞にはなかった言葉遊びをふんだんに盛り込んでいましたが、マイケル(だと思うw)と並んで記者会見していたぐらいなので、了承は得られていたと思われます。
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- ucok
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「映画やレコード業界には、訳す際における絶対的なルール」なんてありませんよ。ただ、暗黙のルールがはびこってはいます。そして、訳者がうるさくこだわらない限り、出版側で勝手に、そのルールに即した訳文に変えられたりします。もちろん、「これが読みやすいはずだ」などの理由で、長年の実績に基づいたルールなので、ある程度は理にかなっているのですが。 で、訳者がうるさくこだわれるかというと、そこは出版側との信頼関係になります。やはり、訳者としての実績もある上に、常日頃から出版側と懇意にして発言権を得て、「こういう訳がはびこるのって変だよね」と訴え続けた訳者のみができると言っても過言ではないでしょう。もちろん、そうしたベテラン訳者は、その暗黙のルールを破るという「冒険」に出ても十分に通用する訳を作れるから通るわけですが。 尚、訳詞もピンキリで、実際に、そのアーティストのファンであり、知り尽くしている訳者は、その分、評判のいい訳詞をする傾向があると思います。それから個人的には、某有名ミュージシャンであり、そのアーティストの大ファンでもある人がした訳詞がいいなと思ったことがあります。
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ご返答ありがとうございます。出版社側が、修正することもあるんですね。
著作権としては翻訳権が含まれており、著作者に無断で翻訳出版などはできませんが、当然ながら、翻訳の内容や質については規定がありません。 ですから、逐語訳から抽象化した訳まで範囲が広くなります。文学性に走るとどうなるか予想もつきません。中にはこれが訳かというものも出てくるでしょう。改竄と言えるかは難しいですね。 お勧めは、やはり原語を理解し、原語のままで鑑賞することでしょう。訳は参考までです。翻訳が悪いと言ってもはじまりません。 逆ですが、「古池やかわず飛び込む...」という俳句の英文翻訳は100以上あるそうです。
お礼
ご返答ありがとうございます。当たり前ながら、翻訳は著作者の完全なチェックを入れられないのが残念なところですね。翻訳された作品の方が、完成度が高い・・ということも実は少なくないのでしょうけど。 ありがとうございました!
お礼
ご返答ありがとうございます。詩訳という訳し方があるんですね。2つの言葉を並べて頂けるとわかりやすいです。ただ、そう考えると、詩訳を希望するアーティストがもっと多くてもいい気が・・。海外で自分の書いた詩がどういった風に届いているのか、気にするアーティストはそれ程多くないのでしょうか。広川太一郎と言えば、モンティパイソンの吹き替えは最高でした。販売されているDVDにこの吹き替えが入っていれば・・。 ありがとうございました!