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む・むず・・・・
む・むず、など、いくつか意味のある助動詞は主語の人称で 意味が大体決まりますよね?? どの参考書にも主語としかかいてないのですが、 いったい、文の主語なのか、意味上の主語なのかわからないです・・・・ どちらなのでしょうか??? よろしくお願いします。
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#2です。 >口語訳ってどういうことですか? 口語訳の意味は分かっていますよね?(念のために現代語訳です。) 例えば、 先程の#2で出した例で言うと…… ◎「いとをかしげなる猫なり。飼はむ。」 では、 口語訳を考えた時に (1)猫を飼うだろう。(推量) (2)猫を飼おう。(意志) (3)猫を飼った方が良い。(適当) (4)猫を飼いませんか?(勧誘) となるのは分かりますよね? つまり口語訳だけでは、識別は難しいので、更にプラスして人称を考えていくわけです。(仮定・婉曲は基本的に連体形の時しか出てこないので、今回は割愛させていただきます) まず、1人称では……? (1')(私は)猫を飼うだろう。 (2')(私は)猫を飼おう。 (3')(私は)猫を飼った方が良い。 (4')(私は)猫を飼いませんか? 3'と4'はあからさまにおかしいのが分かりますよね? そして2人称。 (1'')(あなたは)猫を飼うだろう。 (2'')(あなたは)猫を飼おう。 (3'')(あなたは)猫を飼った方が良い。 (4'')(あなたは)猫を飼いませんか? となり、今度は1''、2''がおかしな訳になってしまいます。 最後に3人称。 (1''')(彼は)猫を飼うだろう。 (2''')(彼は)猫を飼おう。 (3''')(彼は)猫を飼った方が良い。 (4''')(彼は)猫を飼いませんか? となり、2'''、4'''がおかしくなってしまいます。 「あれれ?それじゃあ、口語訳からも人称からも識別できないじゃん」 となるのが普通です。 実は古典文法問題のやっかいな点は、 文書を一部抜き出しただけの単文だと、識別が難しくなるということです。 なので、できるだけ本文に近い形で読んでから識別をして欲しいのです。 例文も前後を載せると次のようになります。 姉なる人、「あなかま、人に聞かすな。いとをかしげなる猫なり。飼はむ。」とあるに、いみじう人慣れつつ、かたはらに伏したり。尋ぬる人あるやと、これを隠して飼ふに……。 となります。「む」がある会話は「姉なる人」の会話であり、実際に猫を飼ったのも「隠して飼ふ」の部分から「姉なる人」であることが分かります。 なので、「飼はむ」の動作主は「私(姉なる人)」になるので、(1')(2')のどちらかになることが分かります。 そして、実際に飼っていることから「~だろう」と不確定なものではなく「~しよう」という意志の方が適切であることから、 「飼はむ」の「む」は「意志」である、と導くことができるのです。 ただ、単文で文法問題を解かなければならない場合は多々あります。 しかし、最終決定権ではなく「人称」は手がかりであり、選択肢を減らす手段でしかないということを忘れてはならないのです。 なので「口語訳」+「人称」の2方面から識別をより強固にする為に必要であることが分かっていただけたのなら幸いです。
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- Haru_Sakura
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質問者さまの言葉で言えば、「意味上の主語」になります。 ただ、「意味上の主語」と言うのは、間違いや誤解を招きやすい表現なので、 基本的には「動作主」という言葉で表現します。 ◎「いとをかしげなる猫なり。飼はむ。」 という文章の場合は、「飼う」ことをする人が「=動作主」となります。 つまり「(私が)飼おう」となるので「意志」になるんです。 ただ、人称だけで識別をするのは非常に危険です。 最初は大変かと思いますが、「人称」+「口語訳」の2つの方面から識別を考えられたら、 間違いも少なくなっていくと思います。
補足
口語訳ってどういうことですか?
- hinochiyo
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古典(古語)のお話でしょうか・・・? ご質問の文章からはよく状況がわからなかったので、 よかったら問題の状況が書いてある参考書の文章を載せていただけるとありがたいです。 一般には ・助動詞とは、付属語で活用がある単語。 ・助動詞には、付いた語にある意味を添える働きがある。 ・助動詞は、用言・体言・助動詞・助詞に付く。 質問文中で特に「文の主語」「意味上の主語」という言い回しがよく理解できなかったのですが、 もしかして質問者さまは、このように勘違いをされて言葉を使っているためではないでしょうか? ↓↓↓ ・「文の主語」という言葉=?「体言」(名詞など) ・「意味上の主語」という言葉=?「用言」(動詞・形容詞・形容動詞) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 現代文でいう、「主語・述語・目的語」などと、 古文でいう「体言・用言」などのいいまわしの違いを もう一度確認されることをオススメします。
補足
例えば、 私は(彼が)サッカーをすることが好きです。 だとします、文の主語(好きなのは)は私、意味上の主語(サッカーをするの)は彼。 ということです。
お礼
御丁寧にありがとうございました。