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栗原貞子の「ヒロシマというとき」
反戦詩人の栗原貞子さんの有名な詩 「ヒロシマというとき」に 一つだけ分からない言葉があります。 “私たちは潜在する放射能に灼かれるパリアだ” このパリアって何でしょうか?
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不可触賤民、という訳があります。 http://www.cnet-ta.ne.jp/p/pddlib/japanese/fuka.htm あまりいい訳じゃありませんが。別名ハリジャン。あるいは不可蝕民。インドに約2億人います。 この不可蝕、というところが問題で、カースト制度の最下層であるかれらは、たとえば寺院にいって祈ることを許されない。「蓆を同じうせず」どころか、相手の触れた者には触れない。握手などもってのほか、同じ場所にいることすらいやがる・・・・ 漫画ですが「ギャラリーフェイク」にもそういう話を背景にするエピソードがありました。 で、この一節には被爆者への差別、という問題も意識されています。最近話題になった漫画「夕凪の街 桜の国」(こうの史代 双葉社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4575297445/250-0585715-5280250 にもそんな話がでてきます。 それと同時に、それは被爆者だけの問題ではない、この国に生きる人すべてがおかれた状況だ、といっているわけです。あっさり「私たち」といってますが。
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- sunasearch
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最下層の人という意味だと思います。 social pariah 社会{しゃかい}の最下層{さい かそう}の者 pariah 【名-1】 パーリア◆南部インドの最下層民 【名-2】 社会{しゃかい}ののけ者、路上生活者、仲間から相手にされない動物 http://www2.alc.co.jp/ejr/index.php?word_in=pariah&word_in2=%82%A0%82%A2%82%A4%82%A6%82%A8&word_in3=PVawEWi72JXCKoa0Je
お礼
こんばんは。 早速のご回答有難う御座いました。
お礼
こんばんは。 詳しい解説まで有難う御座います。 >それは被爆者だけの問題ではない、 >この国に生きる人すべてがおかれた状況だ 実に奥の深い作品なのですね。 勉強になりました!