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『クリスチャン』と『キリスト者』
キリスト教徒の方とやりとりをするときに、私はなんとなく『クリスチャン』を使ってしまうのですが、相手によっては『キリスト者』と書いてこられるので、ああそうか、と思い、その方には以後『キリスト者』で通すようにしているのですが、どのように使いわけられているのでしょうか。 どちらを使用し、また呼ばれる時は好みますか? キリスト教徒の方は、さしつかえなければご自分の宗派の例などをふまえて教えて下さい。 *私は哲学カテの質問は引き伸ばす傾向がありますが、今回は簡潔な質問ですので目的を達成したらさっと締め切り、ポイントを差し上げるつもりです。 よろしくお願いします。
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キリスト教の求道者です。自分なりの推論を書きますので参考にして下さい。 クリスチャンという言葉には、ステレオタイプの一つのイメージがついてます。 世間一般人が描くクリスチャンへのイメージです。 具体的には、真面目・堅い・酒やタバコやギャンブルをしない・AVや風俗等のエロに興味がないなどです。 しかし、実際のキリスト教徒にはそういうイメージの枠に納まらない人がいっぱいいます。酒好きな人、ギャンブル好きな人、女好きな人、冗談ばかりの人などほんとにいろいろです。もちろん、一番多いのは普通の人ですが・・・ おそらく、キリスト者という方はクリスチャンという言葉の持つそういうイメージをを嫌っているんでしょう。それに対して、キリスト者という言葉は、まだニュートラルで、そこに手垢についたイメージがありません。 ちなみに、自分はキリスト教徒という言葉が好きで、それをよく使います。
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- pyon1956
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「知って役立つキリスト教大研究」(八木谷涼子 著、新潮OH!文庫) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102901337/250-4625360-3175412 という本がこの種の疑問には大変役に立つ本です。特定の宗派の本でもなく、わりと公平に書いてあると思いますので。 で、この本によると日本ではプロテスタントは「クリスチャン」「キリスト者」を使うが、カトリックは「私たちカトリックは」というような言い方をする、という。 クリスチャンという言い方が普及したのは戦後で、1955年の口語訳聖書が、「クリスチャン」という訳語を採用してからのことで、さらにアメリカからきた宣教師(主にプロテスタント)たちのChristianという自称によってひろめられた、ということらしい。 一方「キリスト者」はそれ以前から使われていて、日本では特にルターの「キリスト者の自由」によって名高い。そのためルター派を連想させるところもある。またいくつかの現代語訳聖書も「キリスト者」を採用している、などなど。また、55年訳以前の文語訳聖書では「キリステアン」という呪文みたいな訳なので、そのころはキリスト信徒、キリスト教徒、キリスト者などと自称していたらしい。 ということで、宗派の差もないわけではないらしいが、それより、採用している聖書の差、また、指導者の言葉遣いの差(宗派・教派より、教会ごとにちがう)、また世代の差、ということがいえるそうである。
お礼
pyon1956さん、いつも回答ありがとうございます。 非常にわかりやすい解説に感謝します。 これで、私の欲しい回答は頂けた様にも思いますが、 マイナーな宗派さんからの意見があるかもしれないので、 もう少し締め切らずに待ってみますね。 ありがとうございました。
- sunasearch
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クリスチャンと言う英語を日本語にしたのがキリスト者ですから、もちろん意味は同じです。 わりと年配の方は、カタカナ語よりも日本語を好む場合があること、また「クリスチャン」で通じない場合も考えて、わかりやすさで「キリスト者」を使うことがあるのではないでしょうか。 若い人はクリスチャンを使うことが多いかと思います。
お礼
●私も、回答者様とおなじ見解を持っていました。 でも、少しひっかかるのです。 質問で提示した例の方は、前にキリスト教カルトに在籍していた過去も持っており、深く聞けなかったのですが宗派により使いわけているような気もするのです。 とはいえ、同じ見解を見て安心しました。 ありがとうございます。
お礼
回答、ありがとうございます。 >おそらく、キリスト者という方はクリスチャンという言葉の持つそういうイメージをを嫌っているんでしょう。 >それに対して、キリスト者という言葉は、まだニュートラルで、そこに手垢についたイメージがありません。 >ちなみに、自分はキリスト教徒という言葉が好きで、それをよく使います。 ご自身のイメージを具体的に提示していただきました。感謝します。 確かに私も、型にはまった『クリスチャン』という言葉は好きではありません。自分に対しても、『キリスト教徒』が好きですが、洗礼は受けていませんので、話の種にするときは『キリシタン』と言ったりもします。