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視座の設定(論文の書き方)
高校の現代文の宿題で論文が出たのですが、テーマとしては、 「21世紀において、我々は『幻想の共同体』をどのように乗り越えるべきなのか」 というものです。 内容をお聞きするわけではないのですが、論文というものをはじめて書くので、専門的な用語を理解できません。 *必ず「先行研究の整理」「視座の設定」「~に関する検討」の三章に分割すること と注意書きがしてあり、 その中でも「視座の設定」というのが何をすればいいのかわからなくて困っています。 「自分の意見する立場を決める」と言うことはわかるのですが、そこで結論を出すのかどうかわかりません。教えてください。
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- koma1000nin
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「視座の設定」だけをとりあげて論ずるのは困難なので、論文の構成全体から説明します。 論文は、単純にいえば『起承転結』を明確に書け、ということで、先生はヒントを与えてくれています。 起:先行研究の整理 承:視座(視点)の設定 転:視座に関する検討 結:視座に対する検討結果(結論) という構成になりましょう。 【先行研究】 すでにわかっていること、公開されている諸々の事項や 諸事象を、関連づけ整理してみます。これが元データです。 たとえば、誰がどのような意見を主張しているのかもデー タになりえます。 【視座の】 元データのなかで、自分が手がけたいと思う案件に視点を 当て(またはしぼり込み)、自分の日常生活とのかかわり も含めてその設定理由等を述べます。 【視座に関する検討】 視点に対して、別の切り口から観察し、疑問点や矛盾点が あれば、それらに対する自分なりの論評を展開します。 【結論】 論文の締めくくりです。検討の結果、何か新しい事実が見 つかったか、何も目新しいことはなかったか、将来どのよ うに展開されそうか等の意見を述べて締めくくります。 ご覧のように、「視座の設定」は前後の段落をつなぐ重要な役割をしているところで、記述者の着眼センスが光る部分なので、ここをしっかりやらないと、後が続きません。 ご質問の文章を拝見するに、高校生としてはなかなかの文章達者です。これなら、起承転結段落間のつなぎ言葉は自ら考えられるでしょう。いい論文が発表できるといいですね。
- frisk_blue_love
- ベストアンサー率48% (141/293)
「視座の設定」は大憲章さんの理解で合っています。 結論は「~に関する検討」の結果生じるので、「視座の決定」で結論は出しません(と言うか出せません) 我々は見方を変えれば意見も180度変わる事を経験していますね。よって、自分がどの立場(観点)から自説を展開していくのか、によって論理的整合性が問われるわけです(採点者=先生にとってはね)。 一般的な論文なら、「先行研究の整理」から自分が最も共感を覚えた研究者に賛同する立場を「視座の設定」で宣言するか、最も批判したい研究者を論破する立場の宣言をするか、をして、以下「~に関する検討」で自説を述べ、締めくくりに結論を書くのです。 ご参考になりますでしょうか?