大切な質問です。なぜなら中小企業診断士になって、会社業務(経営企画部)に役立てようとしている自分も同じことを思っていた時期があったからです。その意味で共感いたしております。
今月上旬に行われた診断士1次試験は2日間にわたりました。さらに言えば、合計正味10時間、八科目十教科で行われました。
ご質問に関連する科目は、そのなかで正味2時間200点が配分されており、長くなりますが、試験全体得点の正味2割のシェアを有する重要科目のひとつとなっております。
この教科に関する出題は、ご質問の中小企業白書からと助言理論とが択一試験で行われます。幸い今年は難易度が下がりました。そのお陰で小生も診断士協会から発表された回答に参照して140点をとることができ、科目単体最低合格ラインの80点を超えられました。
その経験からしか答えられませんが、お許しください。
中小企業白書関連出題を中小企業経営と中小企業政策の2分野であると考えます。昨年までの4年間の実績では、この科目出題数の72.7%,73.8%,75.0%,82.1%が対象であり、かなり高率の出題と判断できるのではないでしょうか。とくに全体の2割の構成をなす科目であることと勘案すればなおさらです。
仮に試験場に試験勉強で使った白書、テキスト、問題集、サブノート類全てを持ち込ことが許されるとして、小生のような初学者でも海外旅行用の大型トランク一杯になります。決して脅かしているわけではありません。
白書は試験までに前年分を最低3回は表、グラフ中心にキャッチコピー解説など細かいところを読み込み脳細胞に一夜漬けでも良いから浸透させることが肝心です。
白書のポイントのみで足りるかというご質問を、白書のポイントのみでこの科目での最低合格点である4割を満たすことができたかという質問にお許しいただいて翻訳させてもらえば、答えはノーということになります。
ご質問の白書のポイントは18ページ、片や白書本体ですが頻出箇所である第2部は第1章~5章で約210ページです。ページ数が全てではありませんけれども、1割もない状態ですから4割の情報をカバーしていないのは貴方におかれても一目瞭然ではないでしょうか。
ご参考になりましたでしょうか。あくまでひとつのアドバイスとしてです。さらに詳細は専門ビジネススクールでご確認ください。
お礼
Shortale様、mfuku様、ご回答ありがとうございます。 また、お礼が遅くなりすみません。 実は、私も今年受験しました。 結果は、通っていたスクールの答練よりもずっと 難しい印象でした。ただ、それよりも私の勉強不足が原因です…。 ご助言、大変参考になりました。迷わず、白書を 買うことにします!有難うございました。