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環境問題解決の進行度合について
地球環境問題について一般的に言われ始めたのは最近になってからだと思うのですが、現在までにどれほどまで解決してきているのですか? また実際には日本ではあまり問題解決に向かってないように思えるのですが、それは何故なのでしょうか? あなたの考えをお聞かせください。
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こんにちは。 地球環境問題というのはかなり大雑把ですが、オゾン層の破壊や森林破壊、温暖化などを指していることと思います。全体的に見て解決しているのか、ということで話を進めたいと思います。 地球環境問題がどれほど解決しているのかという疑問に関して、正確な答えを出せる人はいないと思います。というのは、環境全体を客観的に判断する方法(具体的言えば、数値化する手法)が現在までに開発されていないからです。環境は一つの要素が全てを決定しているのではなく、複数の要素が絡み合った複雑な構造を取っており、それらを全体化することは現在ではまだ困難でしょう。数値化する方法として、強いて言えばLCA(ライフサイクルアセスメント)でしょうが、これはある生産物の生産から廃棄までをCO2排出量等で評価するものであり、環境全体を見ているとは言う事はできません。 上記のような客観的な判断方法ではなく、主観的に判断したとすると、私の感覚では地球環境問題というのは全く解決していない、というのが感想です。これは、世界においても日本においてもです。その理由は2つあります。 一つは、経済そのものの性質によると考えます。経済活動というのは自然と相反するものです。なにがしかの経済活動はある程度環境に影響を与えることは間違いではないと思います。現在の人間の生活が経済活動に依存している以上、地球環境問題というのはなくならないと思います。 もう一つは、汚染された環境を浄化するために、自然の力に依存している、ということです。自然の浄化能力は数百年、数千年のスパンで行われ、すぐに結果が見えるというものではありません。また上記のように、環境全体についての客観的な指標がないため、汚染物質の排出量に対してどの程度浄化されたかというのが判断できません。このため、環境に影響がありそうだというのは分っていても、それが人間の生活に便利である以上、使い続けられてしまうということです。 上記2つに共通するのは、問題が先送りにされているということです。とりあえず原因物質の排出量を減らそうという考えが主流ですが、例えばある原因物質の排出量を10から2に減少させたとしても、それが5倍の期間使用されるか、今までよりも5倍の量使用されれば、結局排出量は同じになります。排出量を0にする、もしくは自然のレベルにまで減少させることは、現在のところ不可能だと思います。 このことから、人類にとって必要であるのは、各々の汚染のメカニズムを完全に解明すること、環境を全体として評価できる指標を確立すること、環境影響のない原因物質の代替品を見つけることであると私は思っています。どちらにしても、かなり難しいと思いますが、人類が今まで色々な困難を克服してきた歴史から、地球環境問題もいずれ解決できるものとも考えています。
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- aburakuni
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まず環境問題=温暖化問題と言う事でお答えします。 どれだけ解決したかと言う問題に関しては、「問題点の提起、対応策の提案、対応策の一部受け入れと始動」といった処が実情でしょう。 上記は主に京都議定書についてですが、解決策ではなく対応策(引き伸ばし)についてすらそんな状況ですから、どれだけと言われればその間の悪化から「マイナス何ぼ」と言う答えになるでしょう。 No3さんが言われているように、問題について科学的・数値的な表現自体が決着していないのですから、今後についても各国・各勢力の我田引水の中で極めて解決は極めて難しいとしか言い様がありません。 国内で言えば、各業界が総論賛成・各論反対という事で難渋しており、前記の京都議定書目標の達成も難しくなって来ました。各論について書けば長くなりますが、反対の其は経済問題ですので、政府が蛮勇を奮うしか解決策はありません。
お礼
ありがとうございます。 結局のところ経済に影響を与えるような対策はどの国も積極的にはできず、また、問題に関する要因があまりにも多いためなかなか進んでないんですね…
- ease-1
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若い小僧が免許とったからって調子こきながら コンビニで車に乗ってないのに エンジンかけたままウーハーズンドコ言わしてたら そりゃ環境もよくならんわ。 自分は不用意なアイドリングはしてないつもりです。 環境の面で車を取り締まれないもんですかね?? 一家に何台までとか一人当たり一ヶ月 給油量制限とか・・・・
お礼
ありがとうございます☆ 個人レベルでの小さな節約なんかももちろん大切ですが、やはり法などによる強制がなければ…
- yama_x
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「地球環境問題の解決の進捗度」と「地球環境問題の解決に向けた取り組みの進捗度」では全く話がちがいます。 前者であれば、数百年(人類の活動による地球温暖化への影響は産業革命が発端、という説がありますので)の人類の活動が、地球環境にもたらした影響を、どんなに頑張っても数年で取り戻せるわけはなく、実感・計測できるような効果はまだあり得ないでしょう。 後者であればいろいろあるかとは思いますが、一言で言ってしまえば環境問題対策は経済活動を抑制する(ものが多い)から。 人間の生活を原始人レベルにしてしまえば、環境への悪影響は殆どないと言えるでしょう。それは極論にしても、結局、利便性・効率性を犠牲にしなければならないわけで、国・企業・個人が今と比較して不便な生活になることを強いられるわけです。 スーパーのレジ袋程度のことで、あれだけ大さわぎです。 再生する方がコストがかかるから、といって古紙・ペットボトルは集められても利用されません。 エネルギー消費量を減らさなければならないのに大店法を改正して、大型スーパーの深夜営業を認めたりします。全国の店舗で使われる照明・空調の電気エネルギーはいかほどのものでしょう? 積極的に鉄道を利用して、輸送されたものになんだか地球環境改善に貢献した認定マークをつける(名前忘れました)という制度がある一方で、まだまだ流通のインフラとして高速道路を作ろうとしているのはなぜでしょう? 個人もペットボトルをやめて水筒を持ち歩きますか? 値段が高くてもリサイクル製品を購入しますか? 使いにくくても洗剤ではなく石鹸を利用しますか? 車を持っている人も積極的に公共交通機関を利用するようにしますか? エアコンの設定温度を1~2度上げますか? もしくは使用をやめますか? 結局、利便性や経済効率、利権その他諸々、いまの自分にとって利となるものを捨ててまで環境問題に取り組まなければ、と本気で考えている人が少ない、ということなのでしょう。
お礼
ありがとうございます! やっぱり環境問題に取り組むということは様々な事を我慢することであり、自主的に進んでいくことはほとんど考えられませんね。実際に自分も含めて痛い目を見ないとわからない、真剣にならないのは仕方がないのかもしれません…
お礼
ありがとうございます♪ 確かに客観的な判断は難しいかもしれません。そして現在取り組まれているような対策も先送りのためであって、結果的に環境が回復するとも考えにくいです。地球環境問題もいずれ解決できるものとも考えれますが、それまで地球がもつかが…