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日本の天皇家とイギリスの王室
お世話になります。 歴史には無知な者です。 イギリス王家は、いつも週刊誌のネタにされ、パパラッチに追いかけられています。 日本の天皇家にはそのようなことはありません。 これはなぜですか?
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その理由は、二つの王家の歴史を知らねばならないと思います。 イギリスの王家というのは、荘園時代にもっとも広い領地を持っていた、もっとも強大だった貴族がルーツです。 荘園制度というのはご存知だと思いますが、貴族が独自の法律で荘園を囲い、荘園内では王と同じだけの権力がありました。貴族の時代とは、小国の王がひしめき合い、お互いの権勢を競い合っていた時代です。 貴族たちは、つねにイギリス王家の強大な権力をねらい、王家に取り入って婚姻を結ぼうとしたり、あるいは陰謀を図って取って代わろうとしたりしました。歴史上、イギリス王家の血筋は一つだけではなく、様々な貴族との婚姻で成り立っています。イングランドの王とは限らず、北のスコットランドの王だったこともあるし、英語をまったく話せないドイツの貴族が王となったこともあります。貴族たちの陰謀に陥れられて塔の牢獄に閉じ込められた王もいます。こんなわけですから、イギリス王室は昔から、つねに陰謀にまみれたゴシップがついてまわっていました。今のイギリス王室に対するゴシップは、そういうお国柄のせいだろうと思われます。 しかし日本の天皇家は、荘園制度ができるはるか昔の時代から成立していました。日本書紀にあるとおり、天皇家は神様の代から続いており、神道という信仰と結びついています。神道の管轄である神社は日本全国にあり、荘園内で暮らす村人たちも、神道を信仰していました。天皇家は村人たちの信仰心を支配していたわけで、荘園を持った武士とは次元が違う権力を持っていたわけです。このため、戦国時代の武士さえも(陰で利用していたとしても)、天皇家を表立って侮辱するようなことはしませんでした。それは日本人の道を外れた行為ですから・・・ こういう違いが今でも影響しているのだろうと思います。
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- MusikFried
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まず、日本にはパパラッチという文化が無いのも関係しているかと。。。
お礼
回答ありがとうございました。 ウ~ン、パパラッチはなくても週刊誌はあるのに・・・
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お礼
だんだんわかってきました。 ウェールズの王子を決める時のエピソードを思い出しました。 ありがとうございました。