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進化と環境
生物が進化するためには環境が新しくならなければならないように思うのですが、環境のほうが生物とは無関係に変化することも大部分なのでしょうが、生物のほうが新しい環境を発見したり作り出したりすることも考えれば全く環境の変化が伴わない進化というのは不可能のようにも思うのですがどうなのでしょうか。
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>生物が進化するためには環境が新しくならなければならないように思う そんなことはないのではないでしょうか。 同じ環境に対してでも、より適応できる形への進化があり得ますよね。 文章が長くて何を言いたいのか読みとりにくいのですが、 >全く環境の変化が伴わない進化というのは不可能 ということにはならないでしょう。
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- solla
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> 生物のほうが新しい環境を発見したり作り出したりすることも考えれば > 全く環境の変化が伴わない進化というのは不可能のようにも思うのですが ちょっと、質問の論理がかみ合っていない気がします。それで質問者さんが何を意図しているのかが解り難くなっているかと…。 「生物のほうが…することも考えれば、全く環境の変化が伴わない進化というのも可能なように思う」もしくは「…ことを考えなければ(考えない限りは)…不可能のように思う」とおっしゃるなら解るのですが…。 基本的には #2 さんの回答のとおりだと思います。また環境が特に変化しなくても変異の結果新しいニッチを利用できるようになるということも考えられると思います。ただそれが生存上有利に働くかどうかはまた別の話で、新たに利用可能になったニッチが別の種と競合するのであれば、それに打ち勝つコストを支払ってもなおそのニッチを利用できるメリットが大きければ有利となるでしょう。 ただ実際には環境が全く変化しない状況での淘汰圧は非常に小さいため、進化が起こるとしてもその速度はおそらく非常にゆっくりとしたものになるでしょう。特に種分化が起こるほどの進化となると、元の種と同じ生息域での、いわゆる同所的種分化は起こり難く、異所的種分化、周縁的種分化によると言われています。これは新しい種は元の種の分布域の周縁で環境的、生殖的に隔離された少数の個体群(創始者個体群)から発生するというもので、その証拠を示す例も報告されているようです。 #3 さんの回答に「定向進化というのもあります」とありますが、念のため申し上げておくと、進化が方向性を持つというような考えは 19 世紀以前の考え方であり、現在のまともな進化生物学の範囲では既に否定されています。もちろん未だにそのような主張をされる方もいるようですが、そのほとんどが超自然的な力の存在を仮定するような「トンデモさん」の類か、創造論を信奉する宗教関係者です。ダーウィニズムを論駁するために、進化に方向性を仮定しないと説明できないとされた事例の全てが、正統的ダーウィニズムで説明できることが示されています。
お礼
突然変異の結果、同じ環境が違う形で認識されるようになった場合などについてはどうなのでしょうか。ご丁寧に解説をしていただいたことを感謝いたします。
- spoi
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私の回答がふさわしいのかどうかわからないのですが、 >全く環境の変化が伴わない進化 直接は関係しませんが、「定向進化説」というものがあります。 方向性を持って進む進化は、環境に関係なく進む、というものです。 例えばオウムガイです。 彼らの貝はグルグル巻いていますよね。 でも昔はまっすぐでした。 だんだんと曲がってきたようです。 そして今はグルグルに。 恐竜がどんどん巨大になったのもそうです。 こんな環境に関係ない進化もありますよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。オウムガイや恐竜の場合、このような変化が何らかの形で環境の中に新しい面(ニッチ?)を見出すことによって生存に関して有利になったということはないのでしょうか。
- xcrOSgS2wY
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ここでは進化を「よりふさわしく環境に適応する変異が固定化したもの」と単純化しておきます。 仮に、特定の環境に「最適」となるまで進化し尽くした生物がいるとすれば、その生物はもうその環境の中でそれ以上進化することはないだろうと考えられます。 その生物に何らかの変異が発生しても、その変異体は当初の仮定から、従来の生物よりも必ず環境適応面で劣ることになり、淘汰される可能性が高くなります。また仮に、従来生物が淘汰された場合(淘汰は偶然の産物ですから、より良いものが「必ず」生き残るわけではありません。より良いものが「生き残りやすい」だけです。)、これは最初の進化の定義により「進化」とは呼べないということになります。 しかし現実には、特定の環境において「最適」となった生物を仮定すること自体に無理があります。 たいていの生物には天敵がいます。その生物から見れば天敵の存在も「環境」のうちですから、天敵に敵わないということは環境に対して最適でないということです。 また、天敵がいない生物であっても、いろいろな理由で死ぬことがあります。老衰によるものを除けば、その死もまた「環境」によってもたらされたものであり、まだ環境に敵わずにいるということになります。 ですので、現実には「環境に最適化した生物」が存在しない(と私は考える)ため、環境の変化がなくても「より環境に適応するか否か」という選択圧によって、進化は起こり得ると考えます。
お礼
ご意見拝読いたしました。環境の定義にもよると思いますが突然変異の結果それまでの環境の中に新しいニッチを見つけたというようなことも含まれるでしょうか。この場合環境そのものは変わっていないようにも思うのですが、よく分かりません。
お礼
ご回答ありがとうございます。とりよい適応の中には環境の中に新しい面を発見するということが含まれていないでしょうか。