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エレベーターの自力脱出システムはなぜできないのか
1 先日の関東の地震では、エレベーターとじこめが何件かあったようです。それにしても、エレベーターは、内側からは脱出できない──というより脱出させない仕組みのようです。なぜそのような開発思想・設計思想になっているのてしょうか。 2 上とだぶるのでしょうが、自力脱出を想定したエレベーターシステムは、作れないものでしょうか。もし実現したら、何か弊害があるのでしょうか。 私は個人的にとじこめられた経験があり、自力脱出システムがほんとうにほしいと思いました。 「自力脱出はかえって危ない。救助を待て」というのは、とじこめられた経験がない人の“きれいごと”と感じています。
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- yu-yake
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わたしも度々^^; 自力脱出を出来るようにするには、問題ない通常時の運転中には絶対に出来ないようにしておかなければ危険ですよね これを人為的に解除できるようにしてしまうと勝手に解除したりして事故になるので機械に判断、制御させなければならなくなります 今度はその機械の誤作動で運転中に解除になったりすると大変です 停電かと思ったらすぐに復旧したりすることもあるでしょう 小さな子供が一人で乗ってることもあるわけですし・・・ こういう危険と閉じ込め状態を天秤にかけると閉じ込めの方が安心な気がします 閉じ込めと言ってもメーカーは極力近くの階で停止し、ドアを開けようと頑張ってるのでなおさらです 車のシートベルトで例えると 事故の時車が燃え出しだがシートベルトが緩まないし外れない逃げられない・・・ だからシートベルトをしてると危険 事故に備えてシートベルトをしてないと危険 リスクの少ない方の選択ではないでしょうか 地球の天才が集まったNASAでも壊れない機械は造れません 以上私的感想でした
- se-ichi06
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度々失礼します。 2台以上のエレベーターが並んでいる高いビルでは、ドッキング運転と言い、2台のエレベーターに橋を架けて隣のエレベーターに乗り移るという方法もあります。 また、2箇所停止でかつ乗り場が極端に離れている場合、特にダム等の特殊環境のエレベーターには、中間部付近に脱出口が設けられている場合もあります。 ですが、これも自力脱出は出来ません。 閉じ込めが起きた時の自力脱出の選択肢を壁や天井、床に求められないのは、やはりそこが高所だからと言うことに尽きると思います。 普通のマンションですら地上数十メートルに簡単に行けてしまいます。 私たちもかご上で作業する時は、安全帯に安全ロープを付けて絶対に落下しない措置を講じてから作業を開始します。 自力脱出して助かる確立よりも転落して死亡してしまうリスクの方が大きすぎます。 ですから、閉じ込めを起こさないような工夫や改善が優先されてしまいます。 ここからは私的な意見です。 エレベーターのかご内は狭くて閉塞感たっぷりで息苦しい空間に見えますが、私は建物で安全性の高い空間の一つだと思っています。 狭い空間に壁が3面もあり(昇降路の事です)、ドアのすき間や換気口など空気の出入りも有り窒息するという事もありません。 補足 新人研修では閉じ込め体験をやったことがあります。新人なので素人と変わり有りません。 30分閉じ込まるのですが、やはり15分を越えると不安になりました。
お礼
たびたびありがとうございます。 ご指摘の閉塞感についてですが…… 昔の洋画を見ていると、箱の壁は板ではなく、大きな網目というか、斜めクロス格子状というか(正しい用語をご存じなら教えてください)、ともかく外が見えるし空気も出入りする──という形態だったようですね。 閉塞感対策にかぎれば、あのほうがベターだと思います。が、現在のようになったのは、きつとそれなりの事情があるんでしょうね。 最近は、閉塞感対策ではなく別の理由(防犯)で、ドアがガラスになっているものがありますよね。でもあれも、透明ではあるけれど、「蟻のはいでる隙間もない」という点では同じ。 しろうとは、「そこまで密室にする(外部の情報を遮断する)必要があるのか?」と考えずにはいられません。 閉じ込め体験は、どれぐらいの広さに何人ぐらいか分かりませんが、研修とはいえたいへんですね。お疲れ様でした。
- se-ichi06
- ベストアンサー率25% (109/427)
エレベーターのメンテナンスをしています。 1について (1)かごの外に出られたとしても、そこから先の脱出口が近くにあるとは限らないから。 (2)エレベーターは高所で運行しているから。例えビルの2階でもそこは最低部から5mに位置しています。転落すると死亡の可能性もあります。1.5m以上は全て高所です。 (3)閉じ込められると言うことは安全装置が動作したと言う事です。安全が確保出来ない状況にあるのに、自力脱出装置が借りに合ったとして、それが正常に動作する可能性が非常に低いと思われます。 (4)地震の場合、かごやつり合いおもりがレールから外れている(宙づり)可能性もあります。まさにサーカス状態で危険です。 2について すでにメーカーは動き出していて、ここ10年のエレベーターは、なるべく閉じ込めを起こさないシーケンスに作り替えています。 ここ10年の新しいエレベーターで閉じ込めが発生するのはよっぽどの事が無いと発生しません。 むしろ動かすと危険な状態だから停止していると思って下さい。 例えば、安全装置(地震計動作を除く)が動作して急停止しても再び安全確認が取れればかごをゆっくり動かして最寄り階に停止させ、お客様を脱出させるというように・・・ (これは脱出システムとは少し異なります。) ごく限られたケースですが脱出システムを既に販売しています。 閉じ込めの原因を究明すると、衣服の挟み込みによってかご扉が完全に閉まらないまま走行して、乗り場扉が閉まったことを検出するスイッチに触れててしまい急停止して閉じ込めに至ると言うことがあります。 特に冬場のコートの挟み込みや掃除機のコードの挟み込みが考えられます。 通常、かごドアには閉まりきった状態でも戸を閉める方向で力が掛かっているために、少しの力では衣服を引き抜く事が出来ません。 この状態で閉じ込めになった場合、遠隔でかごドアが閉まる方向に働いている力を一度弱めて衣服を引き抜いてもらい、安全が確認出来たら再びゆっくりと扉を閉めて最寄り階まで動かし、お客様を救出してから、エレベーターを点検員が来るまで使用不能にする機能が搭載されています。 閉じ込め防止に向けてメーカー及び保守会社ともに色々努力しています。ですが、全てのケースに対応するまでには至っておりません。
お礼
メンテナンスをしておられる方からのご回答、ありがとうございます。 私が閉じ込められたエレベーターは、確かに古いものでした。最近のは閉じ込めがおきにくくなってはいるのでしょう。 それはともかく、他の回答者を含めて、一連のやり取りは、結局、危機管理の考え方のちがいなんでしょうね。 「事故(閉じ込め)を起こさないための工夫や改善を優先していく」か、 「事故が起きることを前提に、起きたときの選択肢をいろいろ用意する」か…… これらは矛盾するものではないのですが、なんだか前者にかたよっているような気が(個人的には)します。
- nobugs
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#5です。 自力脱出を、前面のドアからだけに限定して考えているようですね。 ドアを開けて前が壁、でどの様にして自力脱出するのですか? 当然、昇降路外に出なければならないのですよ。 途中階で停止し扉があいてしまい、無理に出ようとした際に、カゴが動き出し、カゴと床に挟まれて死亡した例は過去にも数例あります。 命を懸けても脱出したいならば方法はあります。 しかし、このようなサイトではかけませんね(w
お礼
たびたびのご回答ありがとうございます。 論争するつもりはまったくありませんが、お礼の書き方が悪くて誤解を与えたようなので、もう一言だけ。 >自力脱出を、前面のドアからだけに限定して考えているようですね ことばが足りませんでしたが、天井や床も考えています。
補足
すみません。下のお礼自体にまたことば足りませんでした。 が、きりがないので、これ以上の補足はあえてしません。
- taunamlz
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閉じ込められた経験が無い人の奇麗事です。 >関係者の責任逃れというか、ことなかれ主義のせいですか 事なかれ主義と言うのは違うと思います。 普段開くはずの無い場所で止まったのですから、その状態でドアが開くことはとても危険です。 どーぞご自分の責任で開けてください。 と言うような形で非常スイッチがあったとします。 子供がいたずらで開けて転落。 故障して一時的に停止したため、急いでドアをあけ、出ようとしたところ急に動き出して転落。はさまれる。 地震で停止したので、地震が収まってからドアを開けたところ、余震がありエレベーターが揺れ足を滑らせ転落。 災害時に開かないと大変じゃないかとか言うと思いますが、災害時こそ開かないほうが安全な事もあります。 以前地震で倒壊した建物が電気復旧してしまったために火事になったことも記憶に新しいのではないでしょうか? 災害時とはいえ、危険な事がある場合には企業はたたかれました。 非常停止した状態は異常な状態です。 エレベーターがどんな状況になるかも分かりません。 そんな状態でドアを開けたときにまで企業に「安全対策しろ」といわれても困ってしまいます。 だからドアを開けれない様にしてあるのだと思います。 危険を防ぐための手段は何事かがあってからでは遅いのです。 もし、どうしてもそれが不満であり、二度と閉じ込められたく無いのであれば、普段からエスカレーターを使うか、階段を使うか。 それしか無いと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 いろいろな感想がありますが、「閉じ込められた経験が無い人の奇麗事」とのことなので、触れないことにします。
- tom0014
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エレベーターのドアは箱側と壁側の両方から成り立っています。 もし壁側が簡単に空くような仕組みになっていたら 転落や挟まれ等の事故に繋がります 仮に箱側のドアをあけれられても壁側のドアにアクセスできるとは限りません。 閉塞感、生理現象等問題はありますが 生死に関わる状況に比べればなんとか我慢できるのではないでしょうか。 火事で閉じこめられることを想定すれば質問者の意図は理解できますが。
お礼
ご回答ありがとうございます。 また、意図をご理解いただいたことにも、お礼いたします。 さて、5のお礼にも書いたように、「そもそも箱側ドアがない」というエレベーターシステムも存在するわけですから、このあたり、発想の転換の大きなヒントがあるように思われます。 いずれにせよ、私がこの質問をしたのは「しろうとには思いもつかないような深い深いかつ納得できる理由(必然性)があるのか」と思っていたからです。 が、7までのご回答を拝見した限りでは、「しろうとには思いもつかないような理由」はないようですね。
- nobugs
- ベストアンサー率31% (1061/3349)
カゴから無理に出て死んだ人間はいますが、缶詰になって死んだ人間はいません。 自力脱出が出来ないのは、カゴと床レベルが近ければいいのですが、ずれていると、間に落ちる危険があります。 普通の人は、扉があけば床が見える状態しか知らないので自力脱出の発想があるでしょう。 しかし、カゴから出た部分は建物の地下部分まで通じています。 そのような場所に出る方が缶詰より危険です。 実際、子供がいたずらをしてカゴから昇降路にでて、落下した例があります。 2のシステムで疑問を持っているようですが、通常のエレベーターは、一定のGがかかると停止する様に機能が限定されています。 Gを感知して最寄階に停止する機能はオプションとなっており、この機能を持つものでは躯体に損傷がない限り閉じ込めはありません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「どんな人:専門家」ということなので、あえて指摘させていただきます。 ご存じでしょうが、ヨーロッパの古いホテルでは箱側ドアがないエレベーターにしばしば出会います。何回か実際に乗りました。 たとえば、東西南には箱の内面があるが、北にはなく開放状態で、建物側ドアの裏側が見えている(手でさわれる)──というシステムです。箱が動き出せば、その“風景”は上下に流れます。 このシステムにおいて、箱と建物とのすきまは、たしか2~3センチ程度でした。コインが落ちることはあっても、人間(乳幼児)が落ちることはない、というすきまです。 古いエレベーターですらそうなのですから、現代の技術をもってすればすきまを1センチ以下にすることも不可能ではないでしょう。つまり、落下の危険は十二分に避けられると思われます。 落下の危険がなくなれば、自力脱出の障害は激減するのではないでしょうか。
- ipa222
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地震の初動があれば、最寄りの階に停止する機能があります。 オプションですが。
お礼
ご回答ありがとうございます。 2のお礼ともだぶりますが、それって、 「とじこめを予防する機能」であって、「とじこめがおきたとき自力脱出する(させる)機能」ではない のではありませんか?
- weiemes15
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結局は『自力脱出はかえって危ない』ということに尽きると思います 事故のときにエレベータの床面と階の床面が一致しているとは限りません 転落して怪我をすればドアが開いたのが悪いと難癖をつけられかねません #1の方が仰っているように床や天井に挟まれる危険もあります 床や天井はドアのように人を挟んだら引っ込んでくれる、というわけにはいきません
お礼
ご回答ありがとうございます。 >転落して怪我をすればドアが開いたのが悪いと難癖をつけられかねません なるほど、関係者の責任逃れというか、ことなかれ主義のせいですか。非常にわかりやすい理由ですね。
- yu-yake
- ベストアンサー率40% (165/409)
今回の地震で実際に停止したのは約5万5000台だそうです 閉じ込められたという救助要請は東京、神奈川、千葉、埼玉で計46件あったと・・・ 怖いですね^^ これを踏まえ国土交通省は「地震時管制運転装置」の設置を義務化する方向で検討に着手するみたいですよ 各メーカーもすでに対処してるようです http://www2.toshiba-elevator.co.jp/elv/common/contents/products/renewal/safety14.jsp 地震時管制運転装置 P波感知器付地震時管制運転装置 停電時自動着床装置 などなどです
お礼
ご回答ありがとうございます。 ご紹介いただいた機能は「とじこめを予防する機能」であつて、「とじこめがおきたとき脱出する(させる)機能ではないですよね? 開発・設計者が発想の転換をすれば、自力脱出機能つきエレベーターはできそうな気がするのですが…… 電車などで、ドアのそばにボタンがあって「このボタンを押すと(ふだんは手で動かない)ドアが手動で開きます」というのがありますよね。ああいうことはエレベーターではできないのでしょうか。
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お礼
たびたびありがとうございます。 シートベルトについて、ご指摘のようなことは感じていました。つまり「ベルトをしていたことが裏目に出る(していなければ助かった)ケース」は絶対あると思うのですが、警察もメーカーも口をつぐんでいますよね。 未確認情報ですが、高所を運行するロープウェイ等では、(広義の)自力脱出用に、避難用の縄ばしごが収納されているという話をきいたことがあります。それがガセネタだったらおわびして取り消しますが、事実なら、エレベーター業界とは別の発想ですね。