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波動関数について
一次元の井戸型ポテンシャルについての質問なのですが、エネルギー項が高くなるにつれて、波の数が多くなるのはなぜでしょうか。専門分野ではないため、あまり難しいことはわかりません。どなたかわかる方は教えてください。
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- entree
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簡潔に (古典力学的に) 書きますと、 p = h / λ = hk / 2π つまり、波数が増えれば運動量が増大することになります。 E = p^2 / 2m + V ですから、運動量が増加すると、エネルギーも大きくなります。
- shkwta
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「波動関数をxで2回微分して符号を変える操作(演算子)が運動エネルギーに対応している」というのが、 エネルギーが大きい ⇔ 波数が大きい となる理由です。 (1)まず、xで2回微分したら自分の(-1)倍になるxの関数を探します。 sin x とか cos x がそうです。 xで2回微分したら、それぞれ -sin x, -cos xになります。 (2)上の関数で、xの代わりにkxとして、2回微分します。 sin kx, cos kx これらをxで2回微分すると、それぞれ -k^2 sin kx, -k^2 cos kx このように、xで2回微分すると、-k^2 倍になります。 (3) - (d^2/dx^2)ψ(x) = k^2 ψ(x) という微分方程式を考えます。この微分方程式は、「xで2回微分したら -k^2 倍になる関数を探せ」と言っているわけです。この微分方程式の解は、(2)に書いた関数を、適当に定数倍して加えたものになります。 (例) ψ(x) = A sin kx + B cos kx (A, Bは任意定数) ψ(x)のグラフを描けばすぐわかりますが、kは長さ2πの中の波の数です。 (4)井戸の中ではエネルギーは運動エネルギーだけです。この場合、時間に依存しないシュレディンガー方程式は -((ち^2/(2 m))(d^2/dx^2)ψ(x)=Eψ(x) となります。(ち = h/(2π), hはプランク定数, mは粒子の質量, Eはエネルギー,ψ(x)は波動関数の時間に依存しない部分) (5)上の(3)(4)を照らし合わせると、 ψ(x) = A sin kx + B cos kx で、k^2 = 2 m E/(ち^2) とすればよいことがわかります。 ※あとは、井戸の大きさに合わせて、(たとえば井戸の幅がaなら x = a/2とx = -a/2 でψ(x) =0になるように)、また、波動関数が規格化されるように、k,A,Bを決めてやればいいのです。 上の式、 k^2 = 2 m E/(ち^2) をみれば、 エネルギーEが大きい ⇔ kが大きい ⇔ 波数が大きい ということがわかります。
- パんだ パンだ(@Josquin)
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エネルギーが大きい ⇔ 速度が速い ⇔ ド・ブロイ波長が短い ⇔ 波数が大きい ・・・というイメージではダメですか?