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宇宙開発における放射線の利用
放射線は医療や農業、工業でも機器内部の測定など、さまざまな場所で利用されていることはよく耳にします。 そこで、地上よりはるかに高密度の放射線が飛び交っている宇宙空間ではどのように利用されているのか気になりました。大量の放射線が存在する中で、それを利用しない手はないと思ったのです。 自然放射線だけとは限定しません。人工的な放射線でもいいので、宇宙開発にどのように役立っているのかを教えてください。よろしくお願いします。
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宇宙空間に限定すれば,有人ステーションはまだ計画の段階であり, 無人の人工衛星しか活動していません。人工衛星の主な機能としては,偵察衛星から,気象衛星,衛生放送,天体観測までいろいろありますが,宇宙の放射線を利用するとなるとセンシングが主な目的で,超新星やクエーサーの観察や,地上の観察などに利用されていると思います。 人工的な放射線を発生させるとなると,原子炉を積んだスプートニクスなどが有名ですが, 利用しているのは熱エネルギー源と電気エネルギー源としてであり,放射線を直接利用する ことはしていないようです。 もっとも,有人ステーションが実現すれば,将来は新物質の創成、化学反応の促進、放射性核種を利用した植物の成長研究および食料品の貯蔵期間の延長、医療機器や汚水の殺菌、病気の診断および放射線治療などに利用されるようになるかもしれません。
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- DIGAMMA
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こんにちは、 放射線には、高速原子核・高速電子・ガンマ線 の3種がありますが、いずれも非常に有害・危険なものです。地球自体は天然の「磁場のバリア」で守られていますが、それが無ければ「地球生物壊滅」でしょう。 (地球上で利用されているのは、極めて高度な制御下のもと、人工的に作られた放射腺です。興味があれば「スプリング8」(下記URL)などを調べてください。) ですから、宇宙開発関係者にとっては、放射線は「利用」と言うよりも「防御」の対象です。 しいて言えば、植物の種子を、軌道上の宇宙線の外にさらし、遺伝子の突然変異を調べるという実験がありました。 御参考になれば幸いです。
お礼
なるほど。防御のほうが重要ですよね。参考のサイトですがとてもよかったです。ありがとうございました!
- housyasei-usagi
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あまり放射線に特定して考えないほうが良いのではと思います。放射線の発生源は恒星(つまり太陽)からが主だと思います。 宇宙に出れば太陽から大気に遮断されない強力な光が届く。それに宇宙なら曇りだから発電できないという心配もない。この光を太陽光発電に利用する。これを電磁波で送電する構想があるようですね。いつだったか忘れて申し訳ないのですが,日本のNewtonという科学雑誌にこのような記事がありました。 私の様な凡人では考えられない活用はいろいろあるのではないかと思います。
お礼
ありがとうございます! 電磁波で送電というのは私も聞いたことある気がします!日系サイエンスだったかな?とにかくすごいアイディアですよね!
お礼
お返事ありがとうございます! やはり宇宙の観察にはとても役立っているみたいですね。熱や電気エネルギー源となっているようですが、宇宙船のエンジンなどには利用されているのですか?