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■宇宙機の塗装って・・・
化学関係のような気もするのですが、こちらにいらっしゃる方々のほうが、良くご存知なのではなかろうか? と思い書き込んでみました。 以前から人工衛星やスペースシャトルの写真を見ていて疑問だったんですが・・・ 宇宙で使用する船体や機材って塗装してあるんでしょうか? 使用後、地上におっぽり出すブースター等は別としても、軌道上の人工衛星の写真なんか見てると結構金属部分むき出しだし・・・ スペースシャトルなんかは耐熱タイルのレンガ模様、見事に見えてるし・・・ ^^; 他人事ながら、宇宙に出て放射線とか温度変化とか・・・極限環境での構造材質の劣化とか保護とかって事が気になってしまいます。 ぜひぜひご教授下さい!! もし、塗装が行われているようでしたら、塗装の材質、塗装の理由、材質の強度、あと宇宙空間で起こる表面の劣化の具合なんかも教えていただけるとモノ凄くうれしいです。 よろしくお願いします! ><
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北九州市のスペースワールドでアポロ22号の司令船が展示してありますが、 確かに表面は塗装してあったような、、、 確認していませんので自信なしにしておきます。 NASAのサイトを見ていると、現在の宇宙船の外装は メッキなどの表面処理が主流なようで、金やチタンのメッキのようです。 大気圏突入よりも真空中の断熱効果による熱収支が問題のようでし、 塗装よりも重量や強度で利点がありますし、、、 ちなみにスペースシャトルのタイルはゴム系の接着剤で固定しています。 専門書がいくつか出ているようですが、さすがに読んでいません。 ファスナーで固定する耐熱タイルもあるようです。 まだまだ、新しいアイデアも開発中のようで面白そうです。
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- housyasei-usagi
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古い話ではあり,塗装とも違う様な気もしますが・・・ 月に有人着陸したアポロの場合,最後に地球に戻る指令船の表面は厚化粧だったと聞きました。 大気圏突入で過熱する温度を,その厚化粧が溶けるのですが,わざと溶かしているのです。溶けることにより融解熱が必要となり,指令船の温度上昇を押さえる働きをすると何かで聞いた事があります。 材質も強度も知りませんが,とりあえず理由だけは参考になるかな???
お礼
資料が少ないので、すごい参考になります!^^ ありがとうございます。 表面塗装の気化熱を利用して船体を冷却するってのはイカしたアイデアですよね。 以前、打ち上げロケットの機体冷却にガソリンを使ってた・・・ってのにも、かなり衝撃を受けた思い出があります。 アポロ時代のNASAの人たちってのは、ホントにいろんなことを考えるなぁ・・・ と感心してしまう事しきりです。
重くなるので簡単にしか塗装されてないはずです。 宇宙はときどき物凄い放射線が飛んでくるような環境ではありますが、周囲に酸素がないので酸化しないし、打ち上げが完了してしまえば温度変化も全くありません。なので、極限環境と呼べるほどのものではないのです。 放射線はペンキでは反射できないので、材質そのものを放射線に強い物質にして対応しているはずです。 宇宙ロケットやスペースシャトルの類は、当然ながら、重くなるほど燃料代がかさみます。 1キロあたり1億円……だったかな? このへんはうろ覚えですが、なんか無茶苦茶な値段だった記憶があります。 スペースシャトルを全面塗装するとなると、軽量なシール式でやっても百キロ~トン単位の増量になるはずで、その燃料代を考えると、大げさな塗装は意味がないのです。
お礼
さっそくお返事ありがとうございます! そうですよね。^^; あのデカさに塗装するとしたらえらい重量でしょうねぇ・・・ シャトルの最大ペイロード積載重量も、高度400km程度で30トン前後って話ですから、色塗っただけで役立たず状態になっちゃいますね。^^;
お礼
ありがとうございます!^^ 非常に参考になります。 メッキ処理なんですか! だから宇宙機ってペカペカしてるのが多いんだ・・・ 確かに金属膜なら、酸化のおこらない宇宙じゃ塗装よりも有利な点が多そうですもんね。 って事考えると、長期間、軌道上にあった人工衛星なんかだと極小のジブリやなんかで出来た細か~いキズとかが結構あるのかしら?(古いアクリル板みたく) 所々、はがれちゃったり・・・ ^^; 光線や放射線による劣化も気になるところですよね。 ファスナーで耐熱タイル固定するって言うのは初耳でした! 面白いなぁ。 ^^