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アスベスト公害・大新聞の説明責任は?
- アスベスト公害の被害者数、その実態が毎日、毎日更新されています。
- 大新聞やメディア(特にテレビ)がもっと早く報道すれば、それは大きな警鐘となり、被害者救済などで、企業・行政を動かす力になったと考えると残念です。
- どこかの新聞社で、コラムや社説で、説明しなかった責任などに言及しているものはあるのでしょうか? また、今回の「突然降って湧いたアスベスト公害報道」への、あなたのコメントをお願いします。
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今回の件は、クボタが「情報開示」し、他の会社が連続して「右へならえ」をした、という展開の面白さ?にニュースバリューがあり、しかも「視聴者がその話に乗った」(ワイドショーネタになった)から、たまたま大きく取り上げられただけでしょう。 アスベスト公害での病気や死亡は過去にもありましたし、記事にもなりました。ただ、ことの重要性を「被害の大きさ」という観点から見ると大したことではなかったので、話が大きくならなかったし、メディアも「シリーズもの」として取り上げなかっただけでしょう。 過去30~40年の間に、限定された条件下で今のところ1000人を越すか越さないかの被害者数ですね・・・。 むしろメディアの取り上げ方が、例によって「右へならえ」で取り上げて、いたずらに恐怖心をあおるものだから、一般大衆は必要以上に神経質になりすぎているように感じてなりません。 メディアが取り上げるのであれば、むしろ大衆に迎合して、済んでしまったことの「魔女狩り」をするのではなく、 もっと冷静に ○因果関係の詳細分析 ○日常生活における「危険な状況」の詳細分析 ○データに基づいたリスク度の広報 等を行い、 「これから何を注意していけば安全なのか」という、未来に向けた「事実」と「指針」をもっと提示すべきではないでしょうか。
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アスベストは昭和62年に大々的にマスコミで報道されてます。 私はその頃の印象があったので、アスベスト(当時はいしわた)は恐ろしいものというのはずっと気になってました。 確かに今回の騒ぎは降って沸いたような感じで、右へならえで違和感があります。 願わくは、前回の警鐘乱打の時のように、しばらくしたら騒ぎがおさまって皆、関心を失うなんて事にまたならないように! 問題はむしろニュースの受け手の「関心の持続」の問題なんではないかと。 エイズ報道なんかいい例です。昭和60年代には大変な騒ぎだったのに、いまは余り関心が強くもたれていません。昭和60年代の頃よりいまの方が事態は深刻なのに。 果たして、秋口まで、いったいどの位の人が今回の騒ぎでの危機意識を持続していられるのか。 メディアは世論を映す鏡です。 私たちがメディアに「啓蒙」されたり、振り回されるのではなく、私たち一人一人の関心の持続が問われるところだと思います。
お礼
厚生労働省が、アスベスト使用の全面禁止の前倒しの検討に入りました。代替品が無い理由で使用を認めてきた方針(これは癒着ですね)をです。今回の報道が当局の方針変更に大きく影響を与えました。 また、今後解体されるであろう、膨大な量のアスベストを使用したマンションなどの建造物解体での飛散防止などが取り込まれる事になると思います。被害者への対応も関係機関が動き出しています。 というわけで、何も対応しなかった状態から、「問題解決」に動き出しました。この意味で、今回の降って湧いた報道は政治・行政を動かすのに寄与しました。 私は個人的には、教えて!goo のような、個人メディアが今後どんどん広まり、大手マスコミが取上げないニュースを発信し社会を動かす力に寄与するような感じがします。 ありがとうございました。
- ipa222
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マスコミはいつもそうですね。 薬害エイズは大々的に報道したが、薬害C型肝炎はほとんど報道していません。 アスベストもC型肝炎も、一般市民への被害が甚大になるため、それらの企業から広告宣伝料をもらっているマスコミは報道しないのです。 そのうち、「突然降ってわいたエイズウイルスの爆発的な蔓延」や「突然降ってわいた狂牛病の人への感染」など、いろいろ出てきそうですね。
お礼
新しい言葉:例えば、医療では、インフォームド・コンセント、政界・産業界では、アカウンタビリティー、企業活動で、コンプライアンス、などが使われるようになり、以前より(比較の問題ですが)は自己に不利益をもたらすことでも、「情報開示」が積極的に行われるようになりました。 このような、社会的不公平感を是正する新しい言葉の普及に、大新聞や大手テレビ局は貢献しました。言葉が普及し、関連機関の対応はそれなりに改善してきていると思います、徐々にではありますが。 この意味で、マスコミの役割は大きいし、社会的センサーとしての機能を発揮し、アスベスト被害なども早期から報道して欲しいと思います。 問題、大きな問題が発生してから、魔女狩りや陳謝報道をしても不快感・無力感を感じるだけです。 私が感じる「そのうち」は:・原子力関連(特にプルトニューム再処理)・介護関係(補助金目当ての素人参入)・産廃不法投棄・橋梁談合類似の談合・失業、不況での閉塞感(犯罪、自殺)・稚拙な国際交渉能力、など、など、マスコミに警鐘を鳴らして欲しい項目があります。 若貴報道は結構です。 ありがとうございます
- momomoll
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アスベストによる被害(中皮腫や肺癌など)は発症に時間がかかります。(30年~40年?) 今、『死亡』や『発症』とテレビなどで取り上げられている人たちは、アスベストがそれほど問題視されていなかったころに何らかの形でアスベストを吸ってしまった人たちです。 つまり、最近になってやっと本当の被害が浮き彫り期なってきたって事じゃないでしょうか。 今までも中皮腫や肺癌に倒れた人はいたでしょうが、最近になって『アスベストに関わっている』という共通点の患者が激増してやっと自覚したってとこでしょう。(メディアも視聴者も) >病気、死亡などの報道は余りありませんでした。 明らかにアスベストが原因の人が今のようにそれほどいなかったからでしょう。 ここまで被害が大きいと思ってなかったんでようね。
お礼
厚生労働省のホームページで、アスベスト関連のページを見てみました。最近アップされたものです。ここ20年ほどの「死亡者?」が表になっていました。 No.2 さんのコメントでクボタが最初情報開示をしたとの指摘がありました。水位が上がり、堤防決壊、でやむなく情報開示をした印象を持ちました。 コンプライアンス、アカウンタビリティーなどの言葉が輸入され、以前よりは企業が自己に不利益なことでも情報開示するようになってきています。ただ、マスコミは「センサー」ですから、もっと高感度になって欲しいと思います。個人的には、知っていたが「何かが?」報道しないメカニズムとして働いたような気がしてなりません。 ありがとうございます。
- nitscape
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小さい報道はありましたが確かに社会を大きく動かすほどの報道はここ最近ですよね。しかしそれに対してマスコミに責任を追求するというのは筋違いなのではないでしょうか?マスコミは報道をするためのものであり、社会を動かすためにあるわけではありません。また逆に"マスコミが社会を動かすものであってはいけない"と思います。 むしろ責任的には政府などの詳細に渡った調査・対応の遅れというのがあると思います。
お礼
マスコミは、第三の権力? 社会の公器、などと言われています。 また、記者クラブ制度や、その他特権が与えられています。(大手です) マスコミの報道は、必要な情報を、正しく、タイムリーに、一般大衆に、「分り易く」伝えることにあると思っています。 そのような情報を得た「大衆」が社会を動かすと考えています。 ありがとうございます。
お礼
今回の件は、クボタが「情報開示」し、他の会社が連続して「右へならえ」:を拝読し、ネットで調べてみました。クボタの情報開示後、1-3日遅れで各社(10数社)が発表していますね。この事実だけで、後ろめたさと、後で追求されないよう、慌てて情報開示をしたことが汲み取れます。クボタの情報開示も何か、トリガー(引き金)があったと推測します。 私も、JR西日本での「魔女狩り」、特に某記者、報道のようなものは間違っていると思います。回答者が記載している項目にはなんら依存はありません。 報道しなかった(色々と理由はあると思います)ことが、メディアの「体質」であるならば是正して欲しいと思います。 ありがとうございました。