意味としてはseem はseeから派生している言葉なので、「見た感じ、そんなふうだね」というニュアンスの言葉です。
用法としては、次のふたつがあります。
It seems that S + v ~
S seem to 原形~
です。
両者の関係は、上の文での S を下の文では主語に出し、上の文での v を下の文では不定詞にする、ということです。
例:It seems he is happy.
→He seems to be happy.
注意すべきことは、seemとthat 以下の動詞の時制にズレがあるときには(seem よりもthat以下の出来事が古い場合には)to不定詞を to have P.P.にしてあげるということです。
例:It seems that she was beautiful when she was young.
→She seems to have been beautiful when she was young.
「彼女がそう見える」のは「今」。「美しかった」のは「昔」ですね。
不定詞はそのままでは時制を表すことができませんので、そのまま使うと、seem と同じ時間帯の出来事、と思われてしまいます。両者にズレがあるときには、それを示すために、to の後ろに have (抱えている)プラス、過去分詞(すでに起きてしまったこと)ということで、形式的に現在完了の形を使うことで、ひとつ前の時制だ、ということを表す事ができます。
学校で教わる文法には、足りないこと、間違っていること、正直言って、多数あります。良い参考書は書店に山ほどでているので、これからも頑張って勉強してください。
お礼
分りやすい説明や参考文など、分りやすく参考になりました! 時制によって書き方が変わるということは初めて聞きました。 haveは抱えているという意味で使うのですね。 励ましの言葉ありがとうございます^^ 参考書をもとに、より生活の中で生かせる英語を身につけていきたいと思います。