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農薬の利点について
学校で農薬の肯定派と否定派とにわかれて行うディベートがあります。 個人的には農薬はあまり使ってほしくないのですがディベートでは肯定派になってしまったんですが、農薬の利点について、 ・収穫量が安定する ・虫食いがない ・結果労力が減る 以外にありましたら教えてください。
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こんにちは。 農薬というものをどう理解していますか? 殺虫剤・殺菌剤・除草剤と分類すると、もう少し利点がきちんとでてくるかと思います。 虫食いがない・収穫量が安定するはそのとおりですが、どうして収穫量が安定するのか、についてもう少し整理をすると、きちんとした理論武装できるのでは無いでしょうか。 それから、最近では、「生物農薬」というものもあります。 これについても調べてみてはどうですか? (直接回答してしまうと、学生さんであろう、質問者さんのためになりませんし、規約にもありますので、お許し下さい。) 使ってほしくない一方で、消費者の心理としては安い農産物を欲しいわけですよね。 そこら辺は農薬を使わざるを得ないというところにつながっていくと思います。 使う・使わないだけではなく、最近では「減農薬」というものもあります。 その他、ここ数年は、農薬が環境に与える影響についても様々調査研究が行われています。 環境に付加を与えてしまうのは、農薬だけではなく、家畜の糞尿(放牧も含む)なので、これらの先進国であるヨーロッパでは、散布制限のほかに、放牧への制限などもかなりありますから、さんこうになるかもしれません。 家畜のダニなどを防ぐ薬(これは農薬ではなく、動物医薬品)では、体についたダニを殺し、着かないように防ぐ他、牧野そのものをダニフリーにしようとするようなものもあります。 回答ではなくてすいません。 ディベート&勉強がんばってください。 では。
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#2 続きです。 農薬は駄目だという人に以前から訊いてみたかったのですが、夏場は蚊帳(蚊が入ってこないようにするための網)をつって寝ているんでしょうか?そんなこと無いですね。ほとんどの人は蚊取りマットや蚊取り線香を使っているはずです。中身は合成ピレスロイド等の殺虫剤、つまり農薬です、これを一晩中吸っているわけです。除菌スプレーだの、除菌コート製品はどうでしょう。これもたいていの場合殺菌剤が添加されています。こういうものに使われるのは仕方がないんでしょうか? また、農薬がなければ果樹の類は作ることができません。庶民の口にはいるのはせいぜいみかんや柿くらい、メロン、さくらんぼは言うに及ばず、桃やぶどうすらお金持ちの口にしか入らないようになります。それでも良いんでしょうかね? それに、農薬防除をしなければ、野菜などには虫が付いてくることになります。ブロッコリーなどを湯がくと虫が嫌と言うほど浮いてきますよ。昔の人はそれが当たり前でしたから平気でしょうけど、今の人はどうでしょうかね。 農薬を否定するというのは正直意味がないです。 ただ、「農薬の過剰使用」については問題があると思います。この原因はなんといってもキズ一つでもついていたら買わないという、およそ世界標準では考えられないような消費者の行動にありますね。「キズや虫付きの農産物だけになっても農薬を減らす方が良いか、農薬を過剰に使ってもキズ一つ無い農産物が欲しいか」このディベートをしてもらいたいですね。 以上「農薬の利点」にはお答えしておりませんが、農薬の是非について是の部分の根本的なお話はわかっていただけたかと思います。
#1の方がおっしゃるように学校の勉強に関わる部分についてお答えするのもいかがかと思うので、そこはあなたの努力を期待するとして、「農薬を使うことの是非」についての私の考えを申し上げます。参考にしてください。 「農薬の肯定派と否定派でディベート」というあたりがそもそもトンチンカンだと思いますね。(環境保護団体系の人は文句を言うかもしれませんけど)、近代農業は農薬無しには絶対に成立しないです。 こう言うと「実際に有機農業をやっているじゃないか」という反論があるかとおもいますが、どんな作物でも出来るわけではありませんし、日本全国で農薬を使用し、病害虫の密度を一定以下に抑えているからこそできるのであって、日本全国で農薬使用を止めれば、病害虫の発生は激増するでしょうね。度々大凶作が起こって、農産物の値段は乱高下することになり、基本的には高値基調になります。 大体にして戦前くらいまでは、ほぼ全国的に無農薬栽培だったわけですが、果たして質の良いものがたくさん穫れていましたか?答えはNoです。東北の農村部などは度々大凶作におそわれ、農村が悲惨な状況になったりしました。品種改良や農法の改良等もありましたけど農薬や化学肥料の普及こそが農業を産業として安定させたのです。因みに、農薬というのは安全性を確かめるために、医薬品よりも大きいコストをかけています、農薬は危険なんていうのは一部マスコミの作った偏見ですよ。