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介護保険制度の意義と問題点、およびこれからの課題について

介護保険制度について学習をしています。 介護保険の意義はだいたい把握したのですが、それについての問題点を考察中です。 文献等を読んでみると「負担増」ということは多く書かれていました。それ以外の問題点はどのようなものがあるのでしょうか。 また、介護保険制度のこれからの課題は、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。 ご回答おねがいします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • pikakoma
  • ベストアンサー率40% (195/477)
回答No.1

現在介護に関わっているものとして、不安に思っていることをお伝えしたいと思います。 要介護1の義母がおります。73歳。体は頑健と言ってもいいくらい丈夫ですが、認知症です。 今回の介護保険制度の変更で、要支援・要介護1は更に3分割されます。 要支援に分類されると介護というよりは、リハビリなどの支援が中心になるようです。 これが困るのです。うちの場合は体は問題なくリハビリは要りません。 今は週に4回デイサービスのお世話になっていて、なんとか生活を維持しています。 これが減らされるかもしれないと思うと、心配でやりきれません。 日中は一人になりますので、今までもさんざん訪問販売や宗教関係の勧誘などでトラブルが続いて来ました。 デイの回数が増えてやっと落ち着いております。 また、家族がどう促しても着替えや入浴を嫌がるのでデイサービスでの入浴は本当に有難く思っています。 これらのサービスが続けて受けられるか心配しています。 昨今、身体介護の必要な人よりも、認知症の人が増えていると感じています。 経験上、こういう症状の人にリハビリをしてもトラブルが増えるだけなのです。安心できる場所の提供こそ望ましいのですが。 私の知っている方の例では、収入が基礎年金(数万円)しかないためこの先、特養にも入れなくなりそう(食費負担で最低でも月に10万円近くになりそう)だと心配しておられます。

noname#132646
質問者

お礼

介護保険を実際に利用されているあなたの回答をぜひ参考にしていきたいと思います。サービスの維持は大きな問題ですね。本を読むよりもずっと参考になりました。私は社会福祉士を目指しています。当然、介護保険も深く理解し、考えていかなければならない大きな問題です。将来を見据えてよりいっそう考察を深めていきたいと思います。本当にありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • higupapa
  • ベストアンサー率39% (48/121)
回答No.2

今回の法改正ではいくつかの柱があるのですが、負担増という点に関しては既にお調べになられたようですね。ただ見落としがちな点が一つ。施設利用者の負担が増えることはあちこちで言われているのですが、これは短期入所や通所介護(デイサービス)等においても同様なのです。通所系のサービスで言うと約400円程度の自己負担が増えると思っておいたほうがよいでしょう。短期入所だともっと... 負担増以外で利用者に直結する問題が、来春施行の要介護状態区分の変更です。 現在は要支援&要介護1~5の6区分ですが、来春以降は要支援1、要支援2、要介護1~5の7段階となります。問題なのは要支援2で、これは要介護1と判定された方のうち廃用症候群と認定された方(認定の仕方はもっと乱暴ですが)が要支援2となってしまうというもので、この方々は従来の介護サービスは受けられなくなります。予防給付と名前を変えたものになるのです。また要支援1&2の方々には原則予防のためのサービスを「地域包括支援センター」という機関がプランニングすることになり、そこでは筋力向上トレーニングや低栄養改善といった、あまりニーズのなさそうなメニューが並んでいます。 もちろん要介護1から要支援2に変更させられた方は施設サービスを受けることはできません。 現在介護サービスを受けられている方たちにとっては大きな変更だと思います。 改正法案が成立しましたので、あとは厚労省が省令なり政令なりといった形で詳細を決めていくことになりますが、介護現場に携わる者としては、非常に使い勝手の悪い制度になりそうな気がします。 課題について並べていくとキリがないのですが、私からはこのへんにしときますね。 もし何か具体的に質問がありましたら、補足でご質問ください。

noname#132646
質問者

お礼

お礼が遅くなって大変申し訳ありませんでした。 生の声を聞くことができて、参考になりました。 ありがとうございました。

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