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人間の進化
はじめまして。よろしくおねがいします。 ずっと前から気になっていたのですが、人間のアダムとイブのような存在は 実際どうのようなものだったのでしょうか?具体的に言うと、 いまいる人間の大分昔の先祖はひとりいきつくのでしょうか?もしひとりに行き着いたら子供を残すことができないのでおかしいですよね? 猿から人間になったといわれていますが、突然変異で人間になったとしても子供は のこせませんよね? それと、猿と人間の染色体数がちがうっていうことは突然変異で急に染色体数もかわったのでしょうか? すごく抽象的な質問ですいません。考えれば考えるほどわけがわからなくなってきます。
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進化っていうのはウイルスに感染することによって生じるもののようです(諸説ある)。 少し前になりますが、「人間の遺伝子には二十数個のウイルス感染による痕跡がある」と海外の研究グループが発表していました。 ということは、集団で感染して進化した? 以上素人の意見でした。 つまらなかったら水に流してください。
- yoko_18
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先日講義でちょっと関係ある話を聞きました。 専門の科目じゃないのでたいしたことはいえませんが。 1つの種に進化と言える変化が起きそれが完成するには数百年、数世代かかるそうです。 だから突然変異でヒトが誕生したのではないのだと思います。 突然変異で脳が急に大きくなり、考えることをはじめ、道具を器用に使い、宗教的行為を始めるとも思えませんし、ゆっくりだんだん進化していった、と考えられます。
- ruehas
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こんにちは。 #4です。回答をお読み頂きありがとうございます。 レスが「お礼」ではなく「補足要求」に書かれていたのをうっかり見落としていまして、返答が遅くなって申し訳ないことです。 >形質などは母親と父親どっちかだけがもっていても、子孫に伝わる可能性がありますが、染色体数は同じじゃないとだめなのですか。 染色体数が同じでなくても生殖が可能であるというのは宜しいですよね。但し、突然変異ですから様々な危険や障害が伴います。 染色体突然変異における染色体数異常というのは、染色体の数がひとつないしふたつ、減ったり増えたりするわけですが、どのように増減するかと言いますと、減数分裂のとき、ひとつの染色体がふたつに分裂したり、ひとつに結合したりといったようなことが起こるのだそうです。もちろん、ひとつ欠落するなんてこともありますが、意味もないものが1個増えるなんていうことはないと思います。 ここで、染色体が「ひとつ欠落した」という変異であるならば、DNA情報そのものが足りなくなるわけですから、重大な障害になり得ます。ちゃんと生まれてこないかも知れませんね。ですが、分裂や結合である場合、一応DNA情報の不足はありません。少なくとも、人間をひとり完成させるだけの情報は全て揃っているわけです。 >でもこんな偶然本当におこりうるのでしょうか? 本当に不思議ですよね。 先の回答と重複しますが、染色体突然変異によって、個体群の中に染色体数異常の多型は常に発生し得るわけです。それが、世代の中で保持されることによって、やがて多型同士の生殖や、突然変異との鉢合わせが起こります。 染色体数の変異は、生殖細胞に発生したものしか遺伝しないのですから、原因は減数分裂時の染色体突然変異しか考えられません。ですから、多くの生物が、その進化の過程で染色体数を変化させてきたのですから、そのような偶然が起きたのは事実だということになると思います。
- spoi
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ANo.2、3のものです。 すいません。北イタリアのネズミの種名は分かりませんでした。申し訳ないです。 下記に他の染色体数の変化の例を示しておきます。 -------- 植物においては,ひとつの種が染色体数の異なる複数のグループから構成されている例は珍しくありません.身近な植物を対象とした研究室の調査から,イタドリ,オオバコ,カキドオシ,カタバミ,シロバナサクラタデ,「セイヨウタンポポ」,ノチドメ,フキ,ミゾソバなどにおいて,倍数性が存在することが明らかになりました (参照元http://www.sci.toyama-u.ac.jp/bio/biofacultiesweb/iwatsubo.html) -------- 動物としてそれらしいものなら、ヨモギハムシ。ムシですね。 哺乳類ではないのが残念ですが、条件は北イタリアの野生のネズミと同じです。日本に住むこのムシは、地域で染色体数が違うものがいるようです。 (参照元http://evolgen.biol.metro-u.ac.jp/WWW/nennpo2001.html) カワニナ。どこにもいる巻貝ですね。 彼らの染色体変異はとても著しいようです。北イタリアのネズミやヨモギハムシは個体群での染色体数の変化です。しかしカワニナは固体ごとの変化のようです。 (参照元http://www.iias.or.jp/research/res_seimei/seimeikouen.html) ヒトでいうならダウン症候群があります。これも染色体が突然変異の一つです。 このように北イタリアのネズミのだけでなく、染色体数の個体(群)ごとの変化は身近な動物植物であります。ただ、それを取り扱う研究、さらに言うならそれを進化に繋げて研究しているところは、非常に少ないです。 ANo.3で北イタリアのネズミについて書いておられたサイトさんでは、常時質問も受け付けています。ここで解決できないというのは少し癪ですが(笑)、その種名で疑問が残りましたらそちらの掲示板で聞いてみてください。 掲示板アドレスhttp://6609.teacup.com/natrom/bbs (参照元http://www.meken.med.kyushu-u.ac.jp/~tosakai/index.html) ******* 植物で、染色体数が異なる種がいかにできたかについて書いてある本 養賢堂 植物の種分化と分類 飯岡亜緒著
- ruehas
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こんにちは。 >いまいる人間の大分昔の先祖はひとりいきつくのでしょうか?もしひとりに行き着いたら子供を残すことができないのでおかしいですよね? 我々人類の祖先は現在から500~600万年前に霊長類の系統から分れたものです。ご先祖様はひとりではなく、大勢の仲間と暮していました。ですから、そこにはたくさんの夫婦がいました。 「ミトコンドリア・イヴ」は、現在から20万年前のホモ・エレクトスの女性で、世界中の人類のおばあちゃんとされています。それがイヴと呼ばれているのは、ひとりしかいなかったからというわけではありません。アフリカのその地域には他にもたくさんのお母さんがいて自分の子供を産み育てました。ですが、長い年月の間にそれらの系統は全て途絶えてしまい、現代人から辿り着けるのが彼女ひとりになってしまったということです。 >猿から人間になったといわれていますが、突然変異で人間になったとしても子供は のこせませんよね? 進化するためには突然変異が必要ですが、それはたくさんの変化が時間を掛けて積み重なってゆくもので、いきなり人間の赤ちゃんが産まれて来るわけではありません。人類は、500万年前のアウトラロピテクス(猿人)から現在のホモ・サピエンスに進化するまでに、ホモ・ハビリス、ホモ・エレクトスという、最低でもふたつの大きな段階を経ています。幾ら突然の変異と言っても、アウトラロピテクスの夫婦がある日突然ホモ・サピエンスの赤ちゃんを産んだというわけではありませんよね。 ですが、突然変異で新しい体質が受継がれると、古い体質とは子供を作ることができなくなるというのはたいへん重要なことです。これが長い時間を掛けて起こるのが「種の進化」です。そして、これには「隔離」という要素が加わってきます。 突然変異というのは決められた方向に起こるものではありません。有益なもの、有害なもの、全く役に立たないものなど、様々な変化が全くランダムに発生します。それが世代の中で受継がれ、しだいに積み重なってゆきます。ですから、種の進化の境目には、中間の性質を持った者も現れます。 それが拡散して、地理的に分散したとします。しだいに交流が少なくなりますと、地域同士の血縁は薄くなり、逆に部族内には特定の血が流れるようになります。これが地理的な隔離です。そして、そのようにして積み重なった体質の違いによって、最終的には混血ができなくなります。このとき、進化はひとつの階段を登ったことになります。新しい種の誕生ですね。 このようにして、突然変異はその名の通り、突然発生して進化の中で様々に試されるわけです。ですから、現在の人類の他にもたくさんのホモ属が誕生しました。ネアンデルタール人、北京原人、ジャワ原人などが有名ですよね。これらは早い時期に産まれ故郷のアフリカを脱出して新世界に進出して行った種族の末裔です。それぞれに大きな地理的隔たりが起きています。ですが、彼らはその後、子孫を残すことなく、我々ホモ・サピエンスだけを残して全て絶滅してしまいました。 >それと、猿と人間の染色体数がちがうっていうことは突然変異で急に染色体数もかわったのでしょうか? 突然変異には、DNAに書き込まれた情報に起こる「遺伝子突然変異」と、染色体の配置や組み合わせが変わってしまう「染色体突然変異」というのがあります。染色体の数が変化するのは、染色体突然変異によるものです。 異種間どうしては染色体数が違いますし、明らかに交配はできません。ですが、必ずしも個体同士の染色体数が違うならば交配はできないということでもないんだそうです。 染色体数の変化は染色体突然変異によって何時でも起こり得るのですから、同種間の中に染色体数異常の多型というのは幾らでも産まれてくるわけです。逆に言えば、これが交配を拒絶するならば、進化上での染色体数の変化は絶対に起こらないということになってしまいます。ですが実際には、同じ祖先を持つヒトとチンパンジーは進化によってその数を変えていますよね。つまり、染色体数の変異はきちんと子孫に受継がれたわけです。 突然変異が子孫に受継がれるためには、それは生殖細胞に発生しなければなりません。体細胞に変異が発生しても、それは癌細胞にはなっても遺伝はしません。染色体数の変異は、減数分裂によって精子や卵子などの生殖細胞が作られるときに発生します。ですから、突然変異が起きるのは親の生殖細胞であり、その性質は子供に発現するということですね。 染色体突然変異によって発生した変異は、しばしば、死産や奇形などの障害を起こしますので、産まれた子供が寿命を全うするすることができない場合がたくさんあります。仮に、染色体数の異なるちぐはぐな遺伝子セットを持って無事に成長できたとしても、いざ、きちんと減数分裂を行ない、いざ、きちんと自分の子供を産み育てることができるとも限りません。このように、染色体数の変異が種に保存されるためには、たくさんの障害を乗り越えなければなりません。 では、たまたま、交配する男女の精子と卵子に同じ変異が起きて、両親から同じ数のものをもらえたとするならばどうでしょうか。これも、偶然に重なる偶然ですが、少なくともこの場合は、生まれた子供がそれを受継いて成長する確率の方はたいへん高くなります。そして将来は、自分と同じようにして同じ数の色体数を獲得した異性と巡り会うことができるならばそれで良いわけです。 何れの場合も、刳り返される偶然が何かの好運に導かれなければ中々実現するものではありません。ですが、平等な自然選択の末、突然変異が特定の進化に結び付くというのはそういうことです。そして、それには何万年という時間が掛かります。
補足
とても親切な返信真にありがとうございます。とても勉強になりました。 形質などは母親と父親どっちかだけがもっていても、子孫に伝わる可能性がありますが、染色体数は同じじゃないとだめなのですか。これは本当に偶然に偶然ですよね。だから進化には何百年もかかるのでしょうね。でもこんな偶然本当におこりうるのでしょうか?
- spoi
- ベストアンサー率32% (34/104)
ANo.2のものです。 http://www.meken.med.kyushu-u.ac.jp/~tosakai/QandA.html ↓はここのページの一部です。長く探すのに手間がかかると思いましたので、あまりよくないことですが、コピーさせてもらいました。 >おなじ染色体数の配偶者がいないので子孫を残せないようなきがしてしまいます -------- 染色体の数が違うと交配できないという前提が誤りです。実際に、同一種の中で染色体数に多型がある種もいます。例えば、北イタリアの野生マウスは正常群の個体は40本の染色体を持っていますが、染色体が融合し、38本の染色体しかもっていない個体群もあり、その中間域では交雑も起こっています。染色体の数が違っても子孫は残せるのです。現在も進化が起こっているのなら、種分化しつつある種もみつかるはずです。同一種内で染色体数が違う個体がいるのは、そんなに不思議なことではありません。 -------- 染色体数の変化については、倍数性と異数性というものがあるんです。倍数性というのは染色体数が整数倍に、異数性というものは染色体数が数個増減しているものをそれぞれさします。 この原因の多くは、細胞分裂のときに起きた不具合で、染色体が二つの細胞に均等に分けられない。特に紡錘体形成の異常です。紡錘体というのはご存知かもしれませんが、細胞分裂を行うための細胞小器官です。紡錘体から糸(紡錘糸と呼ばれる)が現れます。その糸が染色体にくっつきます。紡垂体は細胞内の両端にあり、それぞれの紡垂体から出た糸が一つの染色体にくっつくわけです。そして二つの紡垂体はその糸を引き合います。それによって染色体が二つに引き裂かれるのです。 紡垂体が染色体を引き裂くところが分かり難いので、下にその図のアドレスを示しておきます。中心の茶色いのが染色体です。 http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textbook/metaphase.jpg から http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textbook/anaphase.jpg (大元のサイトはこちらhttp://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textbook/celldiv.htm) その紡錘糸形成に異常が起こると、染色体がきちんと二分されず、片方の細胞には3個の染色体、もう片方には5個の染色体、といったような数に変化が起こるわけです。 この例が、私たちの食べているスイカ。種無しスイカは私たちが化学薬品を使って染色体数を変化させたものです。【イヌサフランという植物(ちなみにランの仲間でなく、クロッカスの仲間です)の球根に含まれるコルヒチンという物質で、紡錘糸形成を阻害します】 他にも植物では花の大型化があります。フリージアという花は私が子供のころ知っていたものと今とでは、大きさに格段の違いがあります。 また放射線 ただ原因の多くは、です。他にも様々な要因があるようです。
補足
たびたびどうもすいません。とても参考になります。 具体的にそのマウスの名前はご存知ないでしょうか?その マウスをしらべたらもうすこし自分が不思議に思っていることが解消 されるようなきがします。本当になんどもすいません。
- spoi
- ベストアンサー率32% (34/104)
>いまいる人間の大分昔の先祖はひとりいきつくのでしょうか? それに近い話なら存在します。 ミトコンドリアイブ、というのをご存知でしょうか。(知っていたらごめんなさい) ミトコンドリアは人間(他の動物)のエネルギーを作ってくれる、細胞内に存在する小器官の一つです。そのミトコンドリアは独自に分裂し、人間のものとは異なる独自のDNAを持っています。そして何より大切なことは、ミトコンドリアは必ずあなたの母親から受け継がれてきたものなのです。決して父親のミトコンドリアは子供に受け継がれません。つまり、あなたのミトコンドリアはあなたの母親から。あなたの母親はおばあちゃんから……ということになります。 この2つの性質(独自のDNAを持つこと・必ず母親から受け継ぐこと)を利用して、ミトコンドリアのDNAを調べたところ、どうやら私たちはたった一人の母親から誕生していることが分かったのです。 しかしそれはアダムとイブのような存在ではありません。他にもヒトはたくさんいました。ただ一人の女性から生まれた子供以外は、何らかの理由で死んでしまったのです。 そしてその母親を、アダムとイブにちなんでミトコンドリア・イブと呼ぶようにしたのです。 ですから私たちは皆遠い兄弟というわけです。
補足
ミトコンドリア・イブで検索したら色々でてきのたで、調べてみました。 ただ、まだわからないのが進化する上でどうやって染色体数がかわるのでしょうか?人間によらずどの生物も進化するときに、染色体数がかわっていますが そのようなことがおこると、おなじ染色体数の配偶者がいないので子孫を残せないようなきがしてしまいます。人のほうは原人が世界中にいて、ミトコンドリアイブなるひとがある形質を獲得して、数を増やしていったと言うのはわかりましたが、そこんところがわかりません。もしよろしければ教えて下さい。
- 6dou_rinne
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急にひとりに突然変異が起きて猿から人類になったというようなものではないでしょう。 人類の進化はもともとチンパンジーと共通の祖先が、東アフリカの地殻変動により地域的に分離されるとともに、森林から草原への変化に応じて環境に合わせて進化してきたといわれています。 もちろんそこには突然変異がありますが、その中でも生存に有利な変化があれば、多少でも他の個体との生存競争に有利になり、その遺伝子がグループ中に広まる確率もおおくなります。 そのような積み重ねですこしずつ進化して現代にいたったものです。
補足
三度もどうもすいません!でも本当に勉強になってます。 進化に着いて色々しらべたり、本をさらっとみたりしました。いまでも進化 はかなりいろんな意見があるようですね。有名なダーウィンさんの論もだいぶ くずれているみたいですね。進化について興味がすっごくわいてきました。 今度大きな本やにいっていろいろ立ち読みしてこようかと思っています。 spoiさんどうもありがとうございました。また何かあれば是非ともお願いいたします!