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動物の新種ってどこまで可能?

たわいもない質問ですみません。ふと疑問に思ったことなんで、どなたかご存知のかたがいらっしゃたら、気軽にご回答いただければと思います。 地球には人間を含めて色々な動物がいますよね。大陸や島ごとにそこにしかいない動物もたくさんいます。それでふと疑問に思ったことなんですが... 異なる動物同士の交尾による新種動物っていうのはどこまで可能なのでしょうか。最近は遺伝子操作などが取りざたされていますが、単純な交尾(セックス)により誕生可能な新種というのはある(ない)のでしょうか? 種が異なれば受精しない気もしますが。私の記憶によるとライオンとトラとの間に生まれたのをライガー呼んでいたような気がしますが... 例えば、SF映画にありそうな人間と猿の混血いったのは不可能だとは思いますが...  ご意見お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • SaySei
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回答No.4

そもそも、種の定義に「生殖的隔離」というのがあります。交尾をしても子を生さない、子を生したとしてもその子同士で子が出来ないなどです。ライガーの例は後者にあたります。ですので、ライオンとトラは別種と考えてよいわけです。ライガーは一代限りなので新種とは呼べないのではないかと思います。 ただ、蝶などのように羽の模様などが生殖面で非常に重要な役割を果たしている場合、近縁な2種の雑種が新種となることがあるという話が2006年6月(Vol.441)のNatureにありました。つまり、普段は羽の柄が違うので交雑しない2種が非常に近縁であった場合を考えてください。何かの拍子にその2種が交雑して親種とは異なる羽の柄を持つ個体が生まれ、かつその生まれた雑種同士で子を生すことができる場合、その雑種も親の2種とは柄が異なるので親種と交雑せず新種となる…ということです。 ということで、単純な交尾により誕生可能な新種というのはあります。ただ、種として確立されている動物というのは同種を選ぶメカニズム(嗜好性など)があるので、それを越えてまで交配することは少ないかと思います。同種を選ぶメカニズムが弱い場合、交雑が進んで同種のようになるでしょうし…。ただ、逆にそうしたメカニズムが強すぎる方が別種(新種)が生まれる可能性が高いのかもしれませんね。

siro1962
質問者

お礼

なるほどね。 ありがとうございました。 参考になりました。 ライガーの場合、できた子同士を意図的に(人間の手を介して)持続的に繁殖させていけば、新種として確率する可能性はあるということなんでしょうかね?

その他の回答 (5)

  • yakyutuku
  • ベストアンサー率14% (267/1890)
回答No.6

ANo.5様、そういった理由でクローンを作るなら体細胞クローンである必要が無く、精子卵子や性源細胞に起源を求めればいいので、細胞年齢という問題は余りありません。

  • SaySei
  • ベストアンサー率32% (528/1642)
回答No.5

No.4の者です。 >ライガーの場合、できた子同士を意図的に(人間の手を介して)持続的に繁殖させていけば、新種として確率する可能性はあるということなんでしょうかね? の件ですが、難しいと思います。 というのは、ライガー同士で子を残すことが出来ないのです。生殖器官が正常に発達しないのか、受精の際に失敗するのか、発生の段階で失敗するのか、どこが原因かはわかりませんが、交配できないのです。おそらく、人工授精でも無理だと思われます。クローン技術もまだ完全ではなく、細胞年齢などの限界があるようですし、哺乳類ではほとんど成功していませんよね。 どのみち、自然状態で子孫を残せない以上、新種として確立するのは無理だと思います。

回答No.3

一般に、No.1の方が仰っているように、数世代にわたって生殖できるものは、そもそも同種です。さまざまな生殖的隔離メカニズムによって、雑種ができないようになっています。たとえば、染色体などの生理的な違い、場所を含む生態の違い、形態の違いです。もし雑種ができたとしても、雑種の生殖能力が弱かったりなかったりすることがほとんどです。 しかし、No.2の方が仰っているように、霊長類のなかには、マカク属のように、簡単に生殖能力のある雑種ができてしまうものがいます。ただ、雑種群の地域があるといっても、雑種の分布域がどんどん広がっているということもありません。マカクの種間といっても、種が決定的に混じりあうことはないのです。 そこには、上で挙げたメカニズム以外のメカニズムがはたらいている可能性があります。たとえば、心理的メカニズムが考えられます。アジア(大陸のほう)に分布するアカゲザル(マカク属)の子どもは、たとえニホンザル(マカク属)に育てられても、アカゲザルを好むようになります。対して、ニホンザルの子どもは、アカゲザルに育てられると、ニホンザル以外のマカクを好むようになるという異常な選好を示すようになるます。これは、ニホンザルが日本にしか棲息しないので、アカゲザルがもっているらしい心理的な生殖的隔離メカニズムをもたなくても、独立した種を維持できたためと考えられます。 http://dx.doi.org/10.1007/BF02197057 http://dx.doi.org/10.1007/BF02381385 タイワンザル問題にも絡んできそうな話だと思います。

siro1962
質問者

お礼

参考になりました。 ありがとうございます。 言い方おかしいですけど、うまくできているもんですね。

  • dhvuk245
  • ベストアンサー率9% (62/639)
回答No.2

マカク属間の交雑種はF1以降も交雑能力を保持するものもいます。

  • yakyutuku
  • ベストアンサー率14% (267/1890)
回答No.1

一つの独立した種とは、生殖が独立していることが前提だと思うのですが。(数世代にわたって生殖可能な)交尾ができる生き物どうしはそもそも同じ種ではないでしょうか?

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