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グリニャール反応
今、実験でグリニャール反応を行っています。ベンゾフェノンに対する求核反応なのですが、ブロモがついている炭素を1とすると、3位がアセタールになっているものはうまく反応するのですが、2位がアセタールとなっているものは、反応の様子から、グリニャール試薬は出来ているようですが、求核反応はほとんど起こりません。どうしてなんでしょうか?また、どうすればいいのでしょうか?どなたか教えてください。
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noname#62864
回答No.2
この系ではグリニャール試薬の調製はできません。 私も経験があります。理由として考えられるのは、仮に一時的にグリニャール試薬ができたとしても、カルボアニオンとなっている炭素の隣にエトキシ基が存在することになり、エトキシドアニオンが脱離しやすい状態であることがわかります。 こういったことから、グリニャール試薬を調製しようとしても、脱離反応が起こってしまうものと考えられます。 そういう理由ですのでグリニャール試薬の使用を断念して、別のエノラートなどの使用を検討されてはいかがでしょうか。
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- yukimin387
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回答No.1
立体障害のせいだと思います。 ベンゾフェノンは結構かさ高いので、グリニャール試薬側の反応部位が空いてないと反応は起こりにくいです。 アセタールの構造が書かれてませんが、現在より小さなものにすれば反応するかもしれません。
質問者
補足
早速の回答、ありがとうございます。 現在用いているアセタールは、ジエチルアセタール(1位には置換基はありません)です。ちなみにSci Finderで、2位がアセタールになっているものを、ベンゾフェノンにグリニャール反応を行って出来た形のものを探したところ、ジメチルアセタールのものも、ジエチルアセタールのものも、ジオキソランのものも、ヒットしませんでした。
お礼
回答、ありがとうございます。 そうなんですか、それじゃあどれだけ粘っても、時間をとられるだけで、いい結果は得られないんですね。 この方法はあきらめて、別の方法でのアプローチを考えて見ます。ありがとうございました!