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正当防衛?/過剰防衛?

最近、大学受験も終わり時間が出来たので 前々から興味のあった武道を習い始めました。 そこで、もしも何らかの事情で腕力に頼ったとき、武道経験者はより罪が重くなることがある、と聞きました。 (強調しておきますが喧嘩をしたりする性格では断じてありません。むしろナヨナヨした人間です^^;)。 そこで、法的に見て、正当防衛と認められるのか、過剰防衛となるのか、適当な事例に対して判断をしていただけないでしょうか。よろしくお願い致します。 【1】コンビニで立ち読みしていたら包丁を持った強盗が来た。ナイフを突きつけられている人を助けようと戦ったら相手は・・・ (a)多少あざは出来たが、大きな怪我はしなかった。 (b)アバラを骨折した。しばらくして完治した。 (c)失明した。 (d)亡くなってしまった。 【2】深夜、飲み会の帰り、一人で家路についていると、複数の不良に絡まれた。多少打撃を加えて怯んだところを即逃げたが、相手は (a)アバラを骨折していた。のち、完治した。 (b)鼓膜が破れていた。しばらくして完治した。 (c)失明していた。 ちなみに付け加えておくと、あくまで仮想の事例です。 強盗に出くわしたこともなければやっつける力も正直ありません。 あくまで日本の法律の状況を知りたいと思っています。 よろしくお願い致します。

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回答No.1

こんにちは たしかに武道経験者は、過剰防衛になる可能性が一般人よりも高いです。 有名な判例で、騎士道事件というのがあって、空手有段者である英国人が、女性が襲われていると勘違いして、蹴りをいれたところ、誤想過剰防衛とされました。 それは置いておくとして、過剰防衛になるかどうかの判断基準は、「反撃行為が手段として必要最小限度のもの」かどうかです。それによって生じた結果は、ひどい場合を除いて考えません。 そして、手段として必要最小限かどうかは、武器が対等かどうかが重要な判断材料になります。 ご質問の事例を検討しますと ケース1では、相手のナイフ対素手ですから、いくら武道を心得ていたとしても、素手で反撃することは手段として必要最低限でしょう。 そして、反撃によってaからcの結果が生じたとしても、結論は変わりません。 ケース2では、相手が複数ですから、素手対素手といっても、手段として最低限度にあると思います。 そして、それによって生じた結果によって結論は変わりません。 むしろ、1対1で、素手対素手の場合、武道の技を用いて反撃したら、過剰防衛になると思います。

R-gray
質問者

お礼

なるほど。あくまで状況として力を振るうべきかどうかが強く問われるのかであって、 その結果、どうなってしまったか、はその次なわけですね。 これについての法律の考え方がわかりました。 ありがとうございました!

その他の回答 (2)

  • SCNK
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回答No.3

正当防衛の要件は、急迫不正の侵害に対し、やむを得ざるを得ない場合に適用されます。侵害の程度は、緊急避難に比べて、それほど問われません。 過剰防衛が問われるのは、急迫不正とは言いがたかった場合とか、やむを得ざるを得ないとは言い切れない場合でしょう。たとえば相手の攻撃が終わった後に攻撃した場合とかなどですね。

R-gray
質問者

お礼

考え方がよく分かりました。 今後武道に励み、そして力を振るう時が万が一きてしまった時はその理念を守ること約束します。

  • Traja
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回答No.2

本質的な問題は、負傷の程度よりもその状況じゃないですか? (a)の段階で、犯人が犯意?抵抗?を止めているのに加えて攻撃を加えたら、それは過剰でしょう。 危急の状態を逃れるためにやむを得ず行う実力行使が正当な防衛/緊急避難と見なされるのですから。

R-gray
質問者

お礼

ということは必要以上に追い討ちをかけたりしたらダメだ、ということですね。 納得できます。ありがとうございました!

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