- ベストアンサー
借金があっても黒字になるのですか?
私は経理のことはド素人なので考え方が間違っていたら 訂正を御願いします。 A社がB銀行から1000万円借りて 400万円で設備を購入し 600万円で給料や材料費を支払い 700万円の売上があったとすると 400万円の設備は資産になり 製造原価や管理費に計上できないので 700-600=100万円の利益になる ということなのでしょうか? もしYesとすれば 世間的には 「A社は今期100万円の利益」 ということで評価は良いですが 私からみれば100万円の利益を借金の返済に あてても900万円の借金がある 「アブナイ会社」ということになります。 また、その100万円を返済にまわしてしまって 現金が0でも経理上は 100万円の黒字なのでしょうか? マスコミ等で 「A社は3期連続黒字」などといわれても 本当に「優良会社」なのかわからなくなってきました。 逆にいえば 「健全会社」「優良会社」とは何をみれば よいのでしょうか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
大きな会社は多かれ少なかれ借金を持っているものです。借金があるから即危ない会社というわけではありません。 例えばA会社とB会社があり、それぞれ毎年10万の利益を出していたとしましょう。A会社は銀行から400万円借りて、仕事の効率を格段に上げる機械を買い、利益が100万になりました。 質問者さんの考えによると、A会社は100万の利益が上がっても300万の借金が残っている。B会社は借金は無く、10万の利益=資産だけがある。300万の借金と10万の資産、とだけ聞くと、確かにB会社の方がよさそうに聞こえます。でもこれが5年たったら。A会社は銀行の借金を返し、100万の資産、一方B会社は5年間の利益を合わせても50万円です。これがもっと経てば、もっとA会社の資産は大きく増え、B会社を引き離していきます。 借金にはすぐに返さなければならないものと、長期にわたって返せばよいものがあります。今の時点ではマイナスであっても、長期的に見て有益な投資は必要なのです。お金がたまるのを待ってから設備投資するのは確かに安全かもしれませんが、そのためには時間がかかってしまいます。会社発展のスピードが遅くなることは確かでしょう。B会社が40年かかって400万貯めて設備投資した頃には、A会社はさらに良い設備を手に入れ、市場を独占しているかもしれません。 確かに短期的な借金を返すための資産は持っていなければなりません。なので、短期の負債を返せるだけの短期の資産を持っていることは必要条件かな、と思います。長期の負債に関しては、それをまかなえるだけの利益が上げられるかどうかというところではないでしょうか。 詳しく見るなら決算報告書で流動負債(短期の負債)、流動資産(短期に現金化できる資産)、固定負債(長期の負債)、固定資産(短期には現金化不可能な資産)の比率を見ると良いと思います。流動資産を流動負債で返すことが出来、負債の合計が資産の合計を超えていなければ多少は安心できるかと思います。 ただ、実際にはこれだけ見ても安心とは言い切れないでしょう。財務分析には様々な指標があり、奥が深いです。詳しくやると恐ろしいことになりますので、興味があるのでしたら、「財務分析」などをキーワードに検索をかけてみてください。決算書の見方を説明しているサイトが出てくると思います。 長文失礼しました。
その他の回答 (1)
こんにちは。 会社に負債がある場合、元本は利益から、利息は経費から支払う事になります。 いずれにしても、利益を圧迫する事になりますから会社の健全性にとってはマイナスです。 ただし、その健全性のレベルで言えば、もちろん無借金が理想ですが、 健全性を損なわないレベルの借金というものもあります。 会社の健全性は、利益の額だけでは一概に測れませんが、 #1の方が仰るように、借金が多少あっても「経常利益」が安定している会社というのは それはそれなりに健全な会社といえます。 ただ逆に、質問者さんも仰るように、利益だけでは会社の健全性は測れません。 質問文の会社などは、やはり「アブナイ」会社なんですが、それを分析するために世の経営者やアナリストは、 「経営指標」という奴を使って、様々な角度から分析して、会社の健全性を判断しているのです。 例えば、中小企業でよく使われる指標としては、 最も一般的な「売上高経常利益率」のほかに、 総資産の中の自己資本の割合を示す「自己資本比率」、 流動資産に対して流動負債がどのくらい上回っているのかを示す「流動比率」、 固定資産をどんな種類のお金で賄っているのかを示す「長期固定適合率」、 また、業種によって使う指標そのものが異なりますから、その辺もお調べになる必要があります。 銀行なんかですと「不良債権比率」、生保ですと「ソルベンシーマージン比率」など、よく言われてますね。 この辺は、経営についての本に山ほど書いてありますけど、その業種に合った指標を使わないと、 正確な判断ができないという意味で、多少の経験が必要だと思います。 長文失礼します。
お礼
ありがとうございました。 単純だつた自分が恥ずかしいおもいです。
お礼
回答ありがとうございました。 借金だけで、企業を評価してはいけないということが わかりました。