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溶存酸素計(DOメーター)
カルバニ式溶存酸素計(DOメーター)の電極の酸素消費速度は何と関係ありますか?式を教えてください。
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- kikero
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回答No.1
隔膜式ガルバニ電池系における発生電流は、 i=nFAC[Pm/L] i:定常状態における発生電流 n:電極反応に関与する電子数(4個) F:ファラデー定数 C:試料の酸素濃度 A:酸素計陰極の表面積 Pm:隔膜の酸素透過係数 L:隔膜の厚み つまり、隔膜の材質と寸法が大きな変動要因です。 このため、隔膜を取り付けるときの引き伸ばし程度でも大きく変化します。 勿論、試料の酸素濃度でも変化しますが、これは当然ですね。 更に、Pmは、温度により変化し、 Pm=P0・e^(Ep/RT) P0:隔膜の標準透過係数 Ep:透過に関する活性化エネルギー R:ガス定数 T:周囲温度(°K) e:自然対数の底 つまり、電極で発生する電流量は、温度によって大きく変化します。 殆んどの溶存酸素計は、温度センサーを備えて、この温度変化(片対数の変化)を自動補正しています。