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熟れるとは?

果実などが「熟れる」という現象がありますね。 甘くな(=糖度が増す?)ったり、果肉が柔らかくなったりすることを指すと思うのですが、このメカニズムについて詳しくご説明いただけますか?何が起こっているのか、また、なぜそのようなことが起きるのか? また、パイナップルは熟れないという話を聞いたのですが、本当でしょうか?(こちらはオマケです)

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  • usapy07
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回答No.1

>メカニズムについて詳しくご説明いただけますか? >何が起こっているのか、また、 >なぜそのようなことが起きるのか? これについては教科書を見た方が良いと思います。 ですので考え方だけをアドバイスします。 植物は子孫繁栄の為に様々な手段を用いますが、 その1つが、甘い果実をつけそれを捕食する動物や 昆虫に果実の中にある種子を遠くまで運んでもらうという手段です。 熟れると甘くなるというのは、熟れていない時は中の種子も 未成熟で、その段階で捕食されてしまうと種子が発芽する事が出来ず 子孫繁栄の役に立たないので種子が成熟して発芽できるまで 成長しないと果実を甘くする事はしないのです。 果実は熟れる前までは酸っぱかったり苦かったり毒を持っていたりしますが、 これは種が未成熟なうちは捕食されると困るので 防衛手段としてそうしているのです。 パイナップルは果実だと思って人間が食べているいる部分は 本当は果実ではなく茎のような物なので、あの中に種は入っていません。 そういう意味合いから「熟れる」という言葉は適さないのかもしれません。

qualite
質問者

お礼

ありがとうございます。 「甘くなる」のは子孫繁栄という生物としての必然性に基づくものなのですね。果物は当たり前のように食べていますが、捕食を前提にしているというのも意外なことでした。大変勉強になりました。 メカニズムについては教科書的なものが身辺にないので、簡単に説明していただけると助かります。 ※パイナップルが果実でないというのもちょっとした衝撃です。

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その他の回答 (1)

回答No.2

果実が甘くなるというのは、まさに果実内の糖濃度が高まることです。 葉緑体が生産した光合成産物(炭水化物;この場合はすなわち糖)が、植物体内で維管を通って果実に運ばれ、果実内の液胞に転流します。 そして、液胞内に転流した糖は、いったんデンプン(糖がいっぱいつながったもの)の形で貯蔵されます。 そして、種子の成熟に伴って再び糖に分解されます。 (なお、デンプンの過程を経ないで、糖としてそのまま貯蔵されるものもあります) ちなみに、成熟に伴い果実が柔らかくなるのは、糖や水分の蓄積により、果実の細胞壁が壊れることで、支持組織が弱くなるという現象と考えられます。 下記ページも参考にしてください。 http://trg.affrc.go.jp/v-museum/exchange/ex0401.html http://www.biol.s.u-tokyo.ac.jp/users/sonoike/youryoku.htm

qualite
質問者

お礼

お返事ありがとうございます。 この分野全くの門外漢でして、理解が及ばない部分もありますが、なんとなくは分かったと思います。 蓄積されたデンプンが分解されて糖になる=果実が甘くなる&果肉が柔らかくなる=熟す リンク先も大変参考になりました。

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