コンニャクはその9割以上が水分で、食物繊維も多いため、胃や小腸ではほとんど消化されずに、大腸で分解されるのですが、そのときに大量の水分が出ます。
大腸は水分を吸収することに優れた器官ですから、これらの水分は残らず吸収され、結果として強烈な排尿を促します。
昔は膀胱や尿管にある結石は自然排出を待つことが多く、そのためには大量の水分を摂って排尿することが大事とされるため、その点でコンニャクが結石の治療や予防には、とくに優れた食材とされたのでしょう。
また、温湿布の代用品として温めて下腹部にあてて結石の痛みを和らげたりもしていたそうです。
ちなみにコンニャクには、「砂おろし」という異名があり、昔から腸内の有害物質などを排出する効果があることが知られていました。
悪いものを排出するのに優れた食材だと昔の人は体験から知っていたのでしょう。
お礼
的確な回答 ありがとうございました。 このような効果を、昔世代の方々はしっかりとわかっているのですね。