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雄雌はどのようなどのような作用で決まるのでしょう?
疑問ですが雄と雌はいつ・どんな作用?で 性別が決まるのでしょう? カタツムリみたいに雌雄同姓体てのもいますが 人間の場合として教えてください
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まず, ヒトについて: 面倒なので 23対46本の染色体を持つ場合だけ説明しますが, Y染色体の上にオス化のための遺伝子が存在し, 発生途中でその遺伝子が発現すると順次いろいろな遺伝子が発現してオス, 発現しないとメスになります. あとはおまけの性の決定機構ですが, 現在知られているものでも ・遺伝子によって決まる. 大きくわけて - オスヘテロ (XY 及び XO): 哺乳類 - メスヘテロ (ZW 及び ZO): 鳥類 - 1倍体だとオス, 2倍体だとメス (ハチ, アリなど) ・発生途中の温度でオス/メスが決まる (一部のワニ) ・群の中で最大の個体がメス, その他がオス (一部の魚類, この場合メス個体が欠けると群の中で次に大きな個体がメスに性転換する) ・幼生のときには性がなく成熟して成体になるときに決まる (成体のメスに吸い込まれるとオス, 単独で成熟するとメス) などが挙げられます.
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- japonicus
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ヒトの場合、性染色体というものがあります。 男性はX染色体とY染色体を1本ずつ。 女性はX染色体を2本持っています。 子供を作るとき、精子または卵子には1セットの染色体しか入れないので、精子はX染色体かY染色体のどちらか1本を持っています。卵子はどの卵子もX染色体を1本持っています。 精子が泳いでいって卵子に受精するとき、もしY精子が受精すれば受精卵はXY型になりますし、X精子が受精すればXX型になります。 すると、XY型の受精卵からは男の子、XX型の受精卵からは女の子が産まれます。 XY型になると、Y染色体にある性決定遺伝子が働いて、連鎖的に様々な遺伝子のスイッチがONになり、オス化が始まります。 XX型の場合は起爆剤であるY染色体を持っていないので、メス化が進行します。 最終的に、体の特徴の差をつくるのはホルモンの分泌バランスです。小学生や中学生のときに2次成長が起きますが、このときXX型かXY型か、という差によってホルモンの分泌量が調整されて、女らしい、または男らしい、といった体の成長が起きます。 つまり、性別が決まるのは卵子と精子が受精した瞬間で、その後のホルモンバランスの違いで体の構造が変わる、という事です。
- geneticist12
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ヒトを含めたほ乳類の場合、性染色体型XXはメス、XYはオスになります。この場合、メスが基本形(デフォルト)で、積極的にオス化する仕組みが働かなければ、メスになります。 胎児期のごく初期(ヒトの場合、受精から2ヶ月弱まで)は、生殖器官の原器の様子はオスもメスも変わりありませんが、Y染色体にある精巣決定遺伝子(Sry)がスイッチになって、生殖腺をオス化がおこります(つまり精巣に分化する)。精巣は男性ホルモン(テストステロン、デヒドロテストステロン)などのホルモンなどを分泌し体の各部の男性化をうながすと同時に、メスの生殖器官の原器を消失させます。 Y染色体は生殖腺をオス化するのに必要なだけで、あとは精巣から分泌されるホルモンにオス化が支配されていると考えればよいでしょう。しかし、無脊椎動物、たとえば昆虫の場合は、生殖腺も、体細胞も性分化は遺伝子型のみよってきまり、脊椎動物のようにホルモンによる性分化という場面はありません。
- madeof3
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#1さんに補足します。 ヒトの性決定はそれでおおむね正しいですが、同じ脊椎動物でもニワトリなど、他にはカイコなどはメスの卵によって決まります。 #1さんの言い方を借りれば、「オス卵」と「メス卵」があり、それに受精してそれぞれオス個体、メス個体になるんです。 正確には、性差を発現させる遺伝子(XYだとかZWだとか)があり、それの持ち方によって、発生中に性が決定していきます。
人間を含めた脊椎動物の場合、父親の精子に最初から「オス精子」と「メス精子」がいるんです。 その両方を同時に(ほぼ)同数分だけ放出し、どちらか先に受精した方が性を決定します。