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数年前の派遣ブームと今の沈滞ムードとの落差は何なのか?

数年前は「正社員だっていつリストラされるかわからないんだから、正社員に拘るのは意味が無い」とよく言われてましたが、最近はあまり聞きません。 ここのカテ見ててもそうですが、最近は逆に正社員を肯定する意見が派遣社員側からも多数見受けられます。 なんでこんな風な流れに変わってきたのでしょうか? 色んな調査で、正社員の方が生涯賃金が多いということがハッキリしてきたせいでしょうか? ボーナス無し、退職金無しの中小企業正社員と比べても、派遣や契約はデメリットが大きいのでしょうか?

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回答No.2

まず派遣社員というのは「1年契約」です。 契約を更新するかどうかの判断は企業側が判断します。 そのため非常に雇用が不安定になりますし、社会的身分も厳しいものになります。 住宅ローンも派遣社員だとかなりの制限を受けます。 クレジットカードも同様です。 また派遣社員は派遣会社に給与の一部をピンハネされます。 たとえば企業が30万円支払って派遣社員を派遣してもらっても 派遣社員には15万円しか支払われないといった具合です。 さらに派遣社員は何年働いても出世できません。 むかしは派遣社員→正社員というステップアップもありましたが よほど能力がないかぎり派遣社員のまま使い捨てにされます。 毎年、若くて意欲のある若者が使いすてできる派遣社員で入ってきますから それだけで業務をまわす会社もあります。 いまでは女性が数年働き結婚相手を探すような使い方をされるようになりました。 優秀な人間はもとから正社員の道を探します。 男性で派遣社員だとそのままでは結婚はできないでしょう。 さほど技能と資格をもたない普通の人が数年働く職業になっています。 正社員は5年10年と続けてゆくうちベテラン社員となり会社の中核業務を 担当できますし、出世に応じて賃金も上昇します。 派遣社員にはそれがありません。 パートでもベテランになれますが賃金上昇は非常に微々たるものです。 基本的に正社員は継続して雇用されます。 その代わり高い賃金に見合う能力(労働)が要求されますし、 能力がなければ解雇されます。 いまはリストラの嵐が吹き荒れ将来どうなるかの保証はありませんが 派遣社員やアルバイトだけで生計を成り立たせることは非常に困難です。 一般に定年(65歳以上)とよばれる年齢まで働き、退職金をもらい厚生年金と 国民年金のふたつをもらえる職業は正社員しかありません。 国民年金がいくらもらえるか知っていますか?月3万円ですよ。 それだけのお金で光熱費と税金を払って生きていくことはできません。 ボーナスや事故やケガなど休職時の賃金保証は正社員を基準に作成されています。 派遣社員も一部保証されますが、 その金額は非常に安いものとなりますし派遣会社の基準になります。 20代で派遣社員になっても30代前半までに大半は正社員の道を探します。 しかし30代で就職しても同じ学歴なら20代から正社員をしているほうが賃金は高いです。 当然ながら学歴と資格が必要とされる企業のほうがお給与は高くなります。 正社員の道をさがす年齢になったときに就職に必要となる資格や技能スキルが ない人は派遣以下の低賃金の職業にしか就くことができません。 それこそ質問者さんが書いているような企業にしか正社員で就職できなくなります。 年齢制限にひっかかり面接前に門前払いにされることも増えるでしょう。 世間にはアルバイトだけで生計をたてている人もいますが それは中流家庭の生活ではありません。 人生を長いスパンで考えたとき、派遣社員を長期間続けるのは得策ではありません。 とくにわかりやすい理由は収入です。 自分をバーゲンセールで雇ってもらっていると思ってください。 正社員でもすぐにリストラされる業界はありますが、すべての業界がそうではありません。 しかし、派遣社員は確実に数年以内に解雇され賃金をリセットされ別の会社に派遣されます。 何年働くつもりなのかそこをよく考えて就職先を探してください。 おおざっぱな計算ですが、同じ時間働いても収入の差は大きくなります パート 時給750円 1日8時間労働で1年200日労働 120万円 アルバイト 時給800円 1日8時間労働で1年200日労働 128万円 派遣社員 月15万円 残業なし 1日8時間労働で1年200日労働 ボーナス(給与の2ヶ月分) 180万円+30万円= 210万円 正社員 月25万円 残業なし 1日8時間労働で1年200日労働 ボーナス(給与の2ヶ月分) 300万円+50万円=350万円 一般的な正社員の初任給 中卒・・・13万円 高卒・・・16万円 大卒・・・19万円 資格手当は各社まちまちです

その他の回答 (2)

  • jyamamoto
  • ベストアンサー率39% (1723/4318)
回答No.3

>「・・・正社員に拘るのは意味が無い」とよく言われてましたが 「終身雇用にこだわることはない」という論調はありますが、「正社員にこだわることはない=派遣社員が(でも)いい」という論調がよく聞かれたとはおもいませんが・・・。 転職にはこだわらないが、「正社員」の方が「派遣社員」より良いというのは一貫した考え方だと思いますが・・・。 単に賃金の問題ではなく、どういう職についても「派遣社員」よりも「正社員」の方がキャリアアップ(その仕事で自身の能力を高める)の可能性が高いと言う方が重要な要因だと思います。 「派遣社員」のメリットは、本音のところでは雇用側(会社側)のコスト削減に尽きます。 働く側としては、やはり安定した雇用環境の方が自分自身の仕事の技能や技術を高め、ノウハウを蓄積していくチャンスが多いと思いますし、長い目で見た場合にその差はどんどん大きくなっていくのが普通だと思います。

  • timeup
  • ベストアンサー率30% (3827/12654)
回答No.1

いまだに世の流れを見極められない経営コンサルタントが、遣っていることを、古いと見抜くとは凄い眼力ですね。!(^^)! ・・・これはイメージとしては、大事故を起こしたJR関西の遣り方を社内にひいている団体はみな同じです。 いつか大事故を起こします。日本人は器用だから、大事故にならないようにベテランはしているのですが、経費切り詰めでベテランを少なくしている現在は、何時命に関わる事故が起こるか・・・この頃事故が多いでしょう。 JRは勿論今大騒ぎですが、航空業界でも医療界でも同じです。日本の古い体質は問題は多いが、其れを残したままで態勢だけ欧風にしても、問題解決はしません。 >正社員の方が生涯賃金が多いということが ⇒此れは年金問題と同じで、最初から分かっていたことですが、結局、全てに余裕も無いし、何時でも止めさせられる代わりに、忙しいときにいなくなる可能性も高いため互いに信頼できなく、仕事に穴の開く可能性が高いからではないでしょうか。 今や正社員でさえ、余裕がなくシゴクと大事故を起こしてしまいます。 体も精神もそういう命に関わるのを拒否するんでしょうね。 事実、医師仲間でも平均寿命が短いのは、連続ストレスの外科です。幾ら金は良くても余裕がなくては・・・・派遣で金も安い・・・・では惰性だけで、本来の力を出す気にはならないでしょう。